マルチ編成 |
辞書:通信用語の基礎知識 無線・業務放送用語編 (WBCASTY) |
読み:マルチへんせい |
品詞:名詞 |
地上デジタルテレビジョン放送は、1チャンネルで最大3番組を同時放送できる。これをマルチ編成という。
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概要 |
日本が採用しているISDB-T方式では、従来のアナログ1チャンネル5.75MHzを13分割してセグメント(約429kHz)とし、それぞれのセグメントごとに異なる周波数変調を採用することができる。
うち1セグメントはワンセグで使うので12セグメントが通常番組に利用できる。そして、4セグメントでSDTV(従来のアナログ放送の画質、最大3番組)、12セグメント全部でHDTV(高画質)が実現できる。
通常はHDTVで放送されているが、一つのチャンネルで同時に2番組または3番組が放送可能に作られており、プロ野球放送などを裏番組的に放送することがある。
特徴 |
表記 |
新聞のテレビ欄では、マルチ編成されているときには地デジS2、地デジS3のように表記して、番組が併記されることになっている。
テレビの番組表機能については、メーカーによってかなり表示が違う。それでも、マルチ編成はそれなりに分かるように表記されている。
切り換え |
リモコンでは、チャンネルの上下ボタンで、それぞれ切り換え可能。マルチ編成されている場合、チャンネルの上下を押してもすぐには次のチャンネルに切り替わらず、次のマルチ編成番組に切り替わるようになっている。
3桁のチャンネル番号で切り換える場合、例えば1チャンネルのS2であれば、チャンネル番号入力ボタン(これも機種ごとに異なるので注意)を押した後、「012」のように入力すると切り替わる。最初の2桁はチャンネル番号で、次の一桁は1・2・3でマルチ編成の番号を選ぶ。
また、テレビの番組表機能から選ぶことももちろん可能。
リンク |
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