ヱフェドリン「ナガヰ」

読み:エフェドリン・ナガイ
外語:EPHEDRINE NAGAI 英語
品詞:商品名

塩酸エフェドリンを成分とする、気管支拡張、沈咳剤。

メーカーは、現在は日医工、かつては大日本住友製薬(旧・大日本製薬)。

目次

製品

  • 25mg錠: 薬品コード2221 002F 1033、識別コードP162。薬価9.70円/1錠
  • 10% 1g散剤: 薬品コード2221 002B 2054、識別コード無し。薬価17.00円
  • 4% 1ml注射液: 薬品コード2221 400A 2060、識別コード無し。薬価97.00円

効果・効能

  • 個々の器官用医薬品
  • 呼吸器官用薬
  • 鎮咳剤
  • エフェドリン及びマオウ製剤

用法・用量

l‐塩酸エフェドリンとして、1回12.5mg〜25mgを1日1〜3回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

成分・添加物

錠剤

添加物

注射液

成分
  • 塩酸エフェドリン
添加物
  • 注射用水

散剤(生産中止)

大日本住友製薬の頃には散剤もあったが、現在は生産中止。以下は過去の情報。

成分
  • 塩酸エフェドリン
添加物
  • 乳糖
  • バレイショデンプン

規制区分

  • 錠剤

    特になし

  • 注射液
    • 劇薬
    • 処方せん医薬品

薬効薬理

アドレナリン作動性受容体を直接あるいは間接的に刺激し、気管支を拡張させる働きがある。

内用薬として気管支喘息等の咳止め、注射剤としては内服効果に加えて感冒や急/慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎や鼻カタル)などに伴う咳止め、鼻粘膜の充血や腫脹、脊椎麻酔時の血圧降下などの効能がある。

剤形

錠剤は、白の割線入り素錠。注射液のアンプル内容物は無色透明

錠剤25mg
錠剤25mg

錠剤の瓶
錠剤の瓶

錠剤の瓶の箱
錠剤の瓶の箱

風味等

不明。

名称の由来

ヱフェドリンは主成分の名から。エフェドリンの命名者は麻黄から単離した長井長義である。

ナガヰは、その長井長義から。

副作用など

全て頻度不明。

  • 循環器系
  • 精神神経系
    • 頭痛・頭重
    • 振戦
    • 不眠
    • 目眩い
    • 発汗
    • 神経過敏
    • 脱力感
  • 消化器系
  • 泌尿系
    • 排尿困難
  • 過敏症
    • 発疹 (注意)
  • 長期連用
    • 不安・幻覚・妄想を伴う精神症状 (注意)
  • その他
    • 口渇

過敏症(発疹)や長期連用時の症状(精神症状)が生じた場合は服用を中止すること。

物質の特徴
エフェドリン類
覚せい剤
覚醒剤
有効成分
塩酸エフェドリン

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