黒体が熱せられて温度一定の平衡な状態にあるとき、黒体から放たれる放射。
単位面積から単位時間で放たれる黒体放射の放射エネルギー分布は、温度のみにより決まり、λmT=2.898×10^6(λm=波長nm; T=絶対温度)で表わされる。
この式から、例えば太陽の光球の温度(≒表面温度)の6000Kから放たれる放射の波長は480nmで、可視光線となる。太陽のコロナは100万Kで、放たれる放射の波長2.9mmの紫外線〜X線に相当する。星間物質には低温になっているものがあり、これを仮に30Kとすると、ここから放たれる放射の波長は100μmで、赤外線〜サブミリ波に相当する。