テレビジョン放送において、垂直帰線消去期間(VBI)の一部を使いデータの送信を行なうことで、音声、文字、図形およびその他映像を送信する技術のこと。標準テレビジョン・データ多重放送及び高精細度テレビジョン・データ多重放送に関する送信の標準方式(平成6年7月5日郵政省令第47号)で規定されている。
実際の用途として、テレビ朝日のADAMS、東京放送(TBS)のDataParade、テレビ東京のITビジョン(インターテキスト)などがある。
データは垂直帰線消去期間(VBI)の10H(273H)、11H(274H)、12H(275H)、13H(276H)に重畳する。電波の型式はC9W。
データは走査線(現行テレビ放送では525本)1本につき22バイト送信でき、それが1フレームで4本、秒間で60フレーム送信されるため、22×4×60で最大毎秒5,280バイト(42.240kbps)で送信可能である。
信号は二値NRZパルスで、振幅の定常値は映像信号のペデスタルレベルを0%、白レベルを100%としたとき、"0" は0%、"1" は70%とする。
ここで規定されるのは物理層の仕様のみであり、この上で任意のプロトコルが利用できる。日本国内では、テレビ朝日とNTTの "ADAMS"、TBSとインフォシティの "bitcast"(TBSのサービス名はData Parade)、テレビ東京とWink Communicationsの "IT Vision" がある。