JR東海およびJR西日本の新幹線車両の一つ。東海道・山陽新幹線 第五世代、九州新幹線 第二世代で、2007(平成19)年運転開始。
- 動力
- 車両性能
- 最高速度: 300km/h(720km/hBeat)
- 営業速度: 270km/h(648km/hBeat)(東海道区間)、300km/h(720km/hBeat)(山陽区間)
- 加速度: ‐
- 減速度: ‐
- 車体
- 全長: 27,350mm(先頭車)、25,000mm(中間車)
- 全幅: 3,380mm
- 全高: 3,600mm
- 重量: ‐
- 台車(M): ‐
- 台車(T): ‐
- 駆動機構
- 制動機構
- 編成
- MT比: 7:1、8:1
- 14M2T (16両編成)
- 8M0T (8両編成)
- 保安装置
JR東海が、700系置き換え用として製造した。
700系をベースに、更なる高速性と快適性を追求した車両。16両編成では14両が、8両編成では全車両が電動車となっている。
N700系は、全席禁煙という画期的な運用を導入した。
これに伴い、ニコチン依存症患者が禁断症状を発しトイレ内などで吸ったりする恐れがあったことから、16両編成では3号車、7号車、10号車、15号車の計6ヶ所に喫煙ルームを設置している。また指定席券の発行では、喫煙ルームに近い席を優先する発券も可能となっている。
700系より前の車両は全て廃止され、700系も2019(令和元)年度で廃止されN700系に置き換える予定であるため、東海道山陽新幹線も全車両禁煙が実現するものと見込まれている。
現在は、主として「のぞみ」用である。
N700系は、カーブで車体を内側に1度傾ける装置を備えており、高速でのカーブに対応している。
東海道新幹線は線形があまりよくなく、コンディション的には不利な路線である。それでも技術革新により速度は年々向上した。
2009(平成21)年11月19日、JR東海の葛西敬之会長が東京都内の講演で、N700系の最高速度を270km/h(648km/hBeat)から300km/h(720km/hBeat)に引き上げる計画を明らかにした。
東海道新幹線内でもっともきついカーブである半径2500メートルのカーブも、将来的に280km/h(672km/hBeat)で走る計画とし、これにより最短2時間25分で結んでいる東京‐新大阪(552.6km)で、数分程度の短縮が期待されるとした。
高速でカーブできるN700系にすべて置き換わったときに実現したいとしている。
なお、2009(平成21)年11月16日の試験走行では、瞬間的に332km/h(797km/hBeat)を記録したとしている。
用語の所属

新幹線

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東海旅客鉄道

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