通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

ミルナシプラン塩酸塩
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM)
読み:ミルナシプラン-えんさんえん
外語:Milnacipran Hydrochloride
品詞:名詞

SNRI抗鬱薬の一つ。日本初のSNRIである。

目次
情報
基本情報

ミルナシプラン塩酸塩
ミルナシプラン塩酸塩

誘導体、関連物質の例
性質

フランスのピエールファーブル メディカメン社が、鬱病の治療薬として開発した薬である。

特徴
薬効薬理

主要な用途は次のとおり。

作用機序

セロトニン(5-HT)とノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、鬱病に効果がある。

用法、用量

成人で1日50mgを初期用量とし、1日150mgまで増量する。

1日2割を経口投与する。

年齢・症状に応じて適宜増減する。18歳未満と60歳以上の服用は推奨されない。

副作用など

副作用には吐き気や排尿困難、眠気や目眩いなどがある。

規制区分
製品例

多数のゾロがある。

補足

この薬品は、鬱病には効果がないと見られている。

厚生労働省は2013(平成25)年3月29日、1999(平成11)年以降に承認された新しいタイプの抗鬱薬の投与について、18歳未満への投与は慎重に検討する旨を添付文書に記載するよう、日本製薬団体連合会に指示し、その中にミルナシプラン塩酸塩が含まれていた。

これは、海外での臨床試験において、有効性を確認することが出来なかったための措置である。

リンク
用語の所属
抗鬱薬
SSRI
関連する用語
トレドミン

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic