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蜂蜜 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD) |
読み:ハチミツ |
外語:honey |
品詞:名詞 |
蜜蜂の働き蜂が、花から採取し巣にたくわえた蜜のこと。
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概要 |
蜂蜜は、蜜蜂のうち、働き蜂と雄蜂の餌である。蜜蜂でも、女王蜂は蜂蜜を口にしない。
成分としては、8割が糖分で、残りは水分である。糖分としては、果糖や葡萄糖を含み、蔗糖の含有率は低い。
蜂蜜は糖度が高いため菌が繁殖できず、ゆえに腐りにくい。但し時間と共に味は変化する。
なお、一匹の働き蜂が生涯を掛けて集めることのできる量はスプーン一杯分程度とされている。
安全性 |
ボツリヌス菌 |
蜂蜜はボツリヌス菌の芽胞で汚染されていることがある。
大人が食べる分には問題はないが、腸内細菌の未熟な幼児が大量に摂取すると、腸管内で芽胞が発芽して増殖し、乳児ボツリヌス症を発症する可能性がある。
そのため1987(昭和62)年10月に厚生省が「1歳未満の乳児にはハチミツを与えるべきではない」という指導を各都道府県あてに通達している。
チャイナフリー |
現在、日本国内で販売されているものは、ほぼ全てが支那からの輸入物である。チャイナフリーが叫ばれる昨今であるが、表示がなければ確実に支那産である。
支那産の蜂蜜には抗生物質などが含まれており、危険である。このため、EUでは支那産の蜂蜜は全面輸入禁止となっている。
そこで、支那産の蜂蜜は日本に大量に流れ込んでいる。こうして小売される製品にも「純粋」などの美麗な広告が踊るが、ほぼ確実に嘘である。本当に純粋であったなら価格はかなり高くなるので、スーパーなどに安く並んでいる物は、例外なく人工甘味料などで水増しされていると思って良い。
外国製でも、支那産以外なら安全性は高いと思われるが、しかしヨーロッパ産以外だと純粋、Pureと書いてあっても嘘である可能性があるようだ。
国産蜂蜜 |
現在でも、国産の純粋天然蜂蜜を作っている誠実な養蜂場は幾つかある。しかし、国産は採取場所の減少、後継者問題などにより供給量は年々減っている。安かろう悪かろうの安価な偽蜂蜜に押され、採算が取れない、というのが最も大きな理由のようである。
現時点では、純国産の相場は1kgあたり、3000〜5000円程度となっている。
販売店等は全く信用できないため、ここではネットで直接通販を行なっている養蜂場を幾つか紹介する。本当に純国産かどうかは自身で判断されたい。
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