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葡萄糖
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD)
読み:ぶどうとう
外語:glucose
品詞:名詞

の一つ。グルコース単糖類六炭糖澱粉加水分解して作られる。葡萄果汁に多く含まれるところからこの名が付いた。「葡萄」が常用漢字から漏れてしまったため「ブドウ糖」とも書かれる。

分子式C6H12O6分子量180.2。融点146℃。比重(水=1)は1.56。CAS番号50-99-7。ICSC番号0865。常温では白色の粉末。味は甘い。

D-グルコース
D-グルコース

甘味蔗糖の60%〜70%程度だが、あまり良い甘味ではないとされている。麦芽糖、蔗糖、乳糖澱粉グリコーゲンセルロース配糖体などを構成する。また酵母や乳酸菌、酪酸菌などの作用で驢ア酵させると、それぞれアルコール乳酸酪酸を生産できる。

分子構造
分子構造

葡萄糖は人間の記憶力を増強・持続させるためのエネルギー源となる。葡萄糖の供給量が増えるとアセチルコリン(神経活性物質)が多く生成され、記憶の調節に重要な役割を果たすと言われている。また体内で酵素と反応しエネルギーになる際、ビタミンB1を必要とする。

結晶葡萄糖と液状葡萄糖とがあり、結晶葡萄糖は更に分子中に結晶水を含む含水結晶葡萄糖と含まない無水結晶葡萄糖とがある。

リンク
分類・区分

単糖類
六炭糖
甘味料
この物質から作られる物質
麦芽糖
蔗糖
乳糖
トレハロース
澱粉
グリコーゲン
セルロース
葡萄糖果糖液糖
アルコール
乳酸
酪酸
関連する物質
アセチルコリン
酵素
ビタミンB1
果糖
関連する用語
乳酸菌
加水分解
配糖体

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