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CXOU J164710.2-455216
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名編 (USTLN)
読み:スィーエックスオウユー-ジェイいちろくよんなないちゼロ-てんに-よんごーごーにーいちろく
外語:CXOU J164710.2-455216
品詞:固有名詞

さいだん座の超星団Westerlund 1」内に存在する中性子星であり超強磁場中性子星(マグネター)でありパルサー

目次
情報
基本情報
物理的情報
詳細情報
主なカタログ番号
特徴

元々は大質量星の連星であり、次のような経緯で超強磁場中性子星(マグネター)になったと見込まれている。

  1. 連星系のうち主星(重い方、後に暴走星となる方)の寿命が尽きかかる
  2. 主星外層のガスが伴星(後にマグネターとなる方)に移り始める
  3. 質量が増えた伴星の自転速度が増し、これにより磁場も強力になる
  4. それ以上の物質を受け取れなくなった伴星から物質が放出され、伴星は質量を失い軽くなり、物質の一部が再び主星へと戻る
  5. 伴星が先に超新星爆発、質量が減っていたためブラックホールではなくマグネター系の中性子星となる
  6. 連星系は互いの重力=遠心力のバランスが狂い、主星は弾き飛ばされ暴走星「Westerlund 1-5」となる

二つの星の間での物質交換が暴走星「Westerlund 1-5」を独特の科学的性質としただけでなく、伴星がブラックホールにならずに中性子星で済む程度の質量が主星に移ったことも示している。

リンク
用語の所属
Westerlund 1
中性子星
超強磁場中性子星
パルサー

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