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DDT
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・毒物編 (NSUBNP)
読み:ディーディーティー
外語:DDT: dichlorodiphenyl trichloro ethane
品詞:名詞

強力な殺虫力を有する有機塩素系の殺虫剤。工業生成のDDTにはDDEやDDDなどの異性体を含むが、いずれも分解されにくく、また蓄積されやすい。

構造にベンゼン環が二つ含まれるが、そこに付く塩素がパラ・パラ位置になったp,p'-DDTと、オルト・パラ位置になったo,p'-DDTがある。

p,p'-DDT
p,p'-DDT

p,p'-DDTは、分子式C14H9Cl5分子量354.5。融点109℃、沸点260℃。CAS番号50-29-3。ICSC番号0034。

o,p'-DDT
o,p'-DDT

o,p'-DDTは、分子式C14H9Cl5、分子量354.5。CAS番号789-02-6。

DDTなどの薬物は、神経細胞のナトリウムチャンネルが閉まる作用を遅くする、このため脱分極の状態が長く続き、正常な興奮伝達ができなくなる。人間よりも昆虫の方が感受性が高かったため、かつては殺虫剤農薬として使われた。戦後すぐの頃は、頭の虱(シラミ)を駆除するために頭から振りかけることも珍しくなかった。

しかし、DDTは米や小麦などの穀物や果実に残留し、それが牛乳や人間の母乳などから検出されるようになってしまった。そこで、現在DDTは "化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律" (昭和48年法律第117号)の第一種特定化学物質に指定され、製造ならびに輸入が禁止されている。

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物質の特徴
殺虫剤
農薬
関連する物質
塩素
関連する用語
脱分極
DDT

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