1997(平成9)年にSiemensが考案しSanDiskと共同で開発し提唱したメモリーカード規格。略称はMMC。
デジタルカメラ、ディジタルビデオ、シリコンオーディオ機器などで採用されていた。
SDメモリーカード登場以降はほぼ消滅状態にあるが、eMMCとして、スマートフォンなどの基板上のインターフェイスとして今もなお現役である。
1998(平成10)年から日立製作所、Motorola、NEC、Nokiaと共同でMMCA(Multi Media Card Association)を設立して仕様を策定し、普及を図った。
マルチメディアカードのシリーズには、次のものがある。
- 24mm幅
- 32mm長
- MMC/マルチメディアカード (オリジナルのもの) 7ピン
- MMCplus(HS-MMC) 13ピン
- 18mm長 (小型版)
- 12mm幅14mm長
- eMMC (オンチップ・バス規格)
- SDメモリーカード (策定団体は異なるが、事実上の後継である)
セキュアMMC

標準のサイズは幅24mm×長さ32mm×厚み1.4mm。約1.5g。
仕様上では最大512Miバイトまで対応可能。
最大転送速度20Mバイト/秒。インターフェイスはシンプルなシリアルバスインターフェイス。
バスはマルチデバイス対応で最大30枚までのカードを接続することができ、またメモリーカード以外の各種I/OデバイスをサポートするSPI(Serial Peripheral Interface)プロトコルが規定されている。
用語の所属

メモリーカード
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ROS

SDメモリーカード