QUALCOMM製チップセットの一つ。Snapdragon 200に属する。

目次 概要 特徴 仕様 対応OS 補足 廉価 製品

概要

2013(平成25)年にサンプル出荷されたチップセット。

Snapdragonシリーズは、ARMアーキテクチャのCPUをベースとして各種の電力制御やセンサー、通信機能などの周辺機器を統合したSoC製品として製品展開されており、そのうちのMSM8212はローエンドの廉価なチップである。

特徴

仕様

ハードウェア的な仕様は、MSM8x10シリーズ/MSM8x12シリーズで互換性がある。

• CPU ‐Cortex-A7×4コア(最高1.2GHz)
• GPU ‐ Adreno 302 (FWVGA、720p)
• モデム ‐ GSM/WCDMA (CDMAとTD-SCDMAはないモデル)
• GNSS ‐ gpsOneGen 8B (GPS/GLONASS/Beidou)
• Hexagon ‐ QDSP6v5 (Modem@500MHz、Multimedia@700MHz)
• Cortex-M3 (RPM)
• ARM9 (RIVA)
• PMIC PM8110

対応OS

対応するAndroidは、次の通り。

• Android 4.3 (Jelly Bean)

補足

廉価

全体的にチープさが漂うチップセットである。

ペアで使われるPMICのPM8110も、かなり機能が省かれている。LDOが10しかないことに加え、MPPは4、GPIOも4しかなく、また汎用のLEDポートもないためLEDをインジケーターにするためには別途制御ICを用意するかMSMのGPIOに繋ぐなど工夫が必要になる。

製品

• パッケージ ‐ 488ピンNSP
• 外形寸法 ‐ 12mm×12mm×0.96mm
• プロセス ‐ 28nm LP CMOS
• 半田ボールピッチ ‐ 0.4mm

リンク

用語の所属
チップセット (QUALCOMM)
Snapdragon 200
MSM
MSM8x12シリーズ

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