鉛の酢酸塩。大きく狭義の酢酸鉛である酢酸鉛(Ⅱ)と、四酢酸鉛とも呼ばれる酢酸鉛(Ⅳ)がある。
CAS番号301-04-2(無水物)。劇物指定。
二酸化鉛PbO2を酢酸に溶かして作られる。標準状態では無色の単斜晶系結晶または白色粉末。
鉛糖とも呼ばれ、甘味があるが猛毒である。主に、鉛化合物の製造、染色助剤、湿布剤として使われる。
通常は3水和物であるが、75℃で結晶水に溶け、無水物となる。水、アルコール、グリセリンによく溶ける。
分子式C8H12O8、構造式(CH3COO)4Pb。融点175℃。CAS番号546-67-8。
四三酸化鉛Pb3O4を酢酸に溶かして塩素を通じ、蒸発結晶させ、酢酸から再結晶して作られる。
Pb3O4+12CH3COOH+2Cl2→3(CH3COO)4Pb+4H2O+4HCl
標準状態では分子格子の単斜晶系結晶。加水分解すると二酸化鉛PbO2になる。
有機化学で酸化剤として使われる。