GNOME

読み:グノーム
外語:GNOME: the GNU Network Object Model Environment
品詞:固有名詞,@道具

UNIXX Window Systemにおいての新しいGUIデスクトップ環境を構築するプロジェクト、およびそのプロジェクトで作られた統合デスクトップ環境のこと。ライセンスはGPL

GNOMEとは「GNUネットワークオブジェクトモデル環境」の略で、CORBAによる分散オブジェクトネットワークシステムを持っている。

現在、GNOMEの開発は、Red Hat社の助成による数人のプログラマと、数多くのボランティアによって行なわれているとされる。

Red Hat LinuxTurbolinuxはじめ、様々なLinuxのディストリビューションで採用されている。

コンセプト

GNOMEの開発は、1997(平成9)年8月にMiguel de Icazaによって立ち上げられた。

GUIツールキットGTK+を基に、拡張性を鑑みスクリプト言語Guileを採用した。

GNOMEは一連のアプリケーションフレームワークを提供するのが主要な機能であるが、CORBAの実装の一つMICOを使い、各種機能をサーバとし、他のアプリケーションから利用可能としている。

機能

比較的日本語環境への対応が容易で、デスクトップ環境自体は既に日本語化(多国語化)されており、各種アプリケーションの日本語化も進められている。

ウインドウマネージャを介してデスクトップ上の環境を構築するが、同種のソフトであるKDEとは異なり、付属の(標準の)ウインドウマネージャというものはなく、sawfishをはじめとするGNOME対応のウインドウマネージャを別途用意しなければならない。

この綴りは一般には「ノーム」と読むが、GNOMEプロジェクトの場合はGNUの慣習に倣って「グノーム」と発音される。

GNOMEはKDEより後発で、KDEに触発されMiguel de Icazaらにより開発が開始された。

メジャーバージョンが偶数であるのが通常の使用に供するバージョンであり、奇数であるのが開発中の評価版である。

  • 1997(平成9)年8月: プロジェクトが立ち上がる
  • 1997(平成9)年11月30日: Debian、GNOMEプロジェクトに1000ドル助成
  • 1999(平成11)年3月: GNOME 1.0リリース
  • 2000(平成12)年5月: GNOME 1.2 Bongoリリース
  • 2000(平成12)年8月: 非営利団体GNOME Foundation設立
  • 2001(平成13)年4月: GNOME 1.4 Tranquilityリリース
  • 2002(平成14)年6月: GNOME 2.0リリース
  • 2003(平成15)年2月: GNOME 2.2.0リリース
  • 2003(平成15)年9月: GNOME 2.4.0 Temujinリリース
  • 2004(平成16)年3月: GNOME 2.6リリース
  • 2004(平成16)年9月: GNOME 2.8リリース
  • 2005(平成17)年3月: GNOME 2.10リリース
  • 2005(平成17)年9月: GNOME 2.12リリース (GTK+ 2.8対応)
  • 2006(平成18)年3月: GNOME 2.14リリース
  • 2006(平成18)年9月: GNOME 2.16リリース