Linuxのディストリビューションの一つ。Red Hat系ディストリビューションに属する。Turbolinux Inc.によりリリースされている。俗称「過給器」。
IBMメインフレームで動作するバージョンなども存在する、サーバ指向のディストリビューションである。
パッケージ管理にはRed Hat Linuxと同様にRPMが使われている。
日本語環境にも力を入れており、Turbolinux 11からは「Turbolinux FUJI」ブランドで、恐らくLinuxとしては最強の日本語環境を提供している。
Turbolinux 10 Desktopから、Turbolinuxはデスクトップ用Linuxとして大きな変貌を遂げた。
Windows風の操作性、アプリケーションやファイル、システムの互換性などを実現させ、Windowsからの移行や、Windowsとの共存をスムーズに出来るようにしたことで、日本国内でのデスクトップLinux市場の頂点に立つことになった。
Windowsそっくりのウィンドウマネージャが使われている。
ちなみに、左下は「スタート」ではなく「メニュー」となっている。終了するのにスタートする必要はない。
Windowsアプリケーションエミュレータ「David」のエンジンが搭載されおり、既存のWindows用アプリケーションをLinux上で動作させることができる。
これは完全互換ではないが、Microsoft Office、Internet Explorer、Lotus Notesなどの主要なアプリケーションを動作させるには充分な互換性を持っているとされる。
Sun Microsystems社のStarSuite 8試用版が搭載されており、Microsoft Office文書を読み込ませることが可能。気に入ったら、製品を購入すれば使い続けることが可能。
この製品は、操作性もMicrosoft Officeほぼそのままに作られていて、移行は違和感が少なくなっている。
フリーソフトのオフィススイートにはOpenOffice.orgがあるが、こちらは採用されていない。品質に満足できなかったものと思われる。
基本的にはLinuxの伝統的なファイルシステムを使うが、Windowsのファイルシステムにも対応しており、ディスクの読み書きが可能である。
ファイルシステムへの対応は製品とは無関係にカーネル次第となるので、対応するカーネルと、それに相当する製品バージョンを併記する。
FAT32、HFSはLinux Kernel 2.2.9から対応しており、Turbolinux 4.0から対応する。
NTFSは、Linux Kernel 2.2頃から読みに対応したが、書き込みは「dangerous!」であるとKernelコンフィグレーションに書かれている。書き込みはKernel 2.4頃から対応した。Kernel 2.4は、製品ではTurbolinux 7からとなる。
Sambaにより、Windowsネットワークに参加し、ファイルの共有が可能である。従来は日本語のファイル名/フォルダ名の処理に難があったが、Turbolinux 10 Desktopより、Linuxとしては初めて日本語のファイル名/フォルダ名に完全対応した。
Windows Active Directoryサービスに対応している。このため、Active Directoryで管理されるネットワークにそのまま参加できる。
かつてはWindowsとLinuxは互いのファイル交換に難儀したが、その問題を改善させた。
見た目は、Windowsそっくりの製品であるが、やはりLinuxであって、Windowsでは無い。
日常的利用において実用上最大の問題は、プリンタドライバが少なく、対応したプリンタがあまり無いことであろう。