XFree86

読み:エックス・フリーはちろく
外語:XFree86
品詞:固有名詞,@道具

X11の実装の一つ。The XFree86 Project, Incが開発しているX Window System

しかし既に消滅寸前である。

これを著している現在の最新版は、2006(平成18)年5月10日にリリースされたXFree86 4.6.0である。

UNIXおよびUNIX互換OSで稼働する。公式にはLinux、全てのBSD、Sun Solaris x86、Mac OS X(Darwin)、そしてOS/2風プラットフォームとCygwinで稼働するとされており、XFree86に問題が発生するまでは、ほぼ全てのBSD系OSと各種UNIX、そして主要なLinuxディストリビューションでX Window Systemの実装として採用されていた。

  • 1992(平成4)年: X386 1.2(Inel版)リリース、後にXFree86に改名
  • 1994(平成6)年3月: XFree86 2.1リリース
  • 1994(平成6)年5月: XFree86 2.1.1リリース
  • 1999(平成11)年12月: XFree86 3.3.6リリース
  • 2000(平成12)年2月: XFree86 4.0.0リリース
  • 2001(平成13)年6月2日: XFree86 4.1.0リリース
  • 2002(平成14)年1月19日: XFree86 4.2.0リリース
  • 2003(平成15)年2月27日: XFree86 4.3.0リリース
  • 2004(平成16)年2月29日: XFree86 4.4.0リリース (ライセンス問題発生)
  • 2005(平成17)年3月16日: XFree86 4.5.0リリース
  • 2006(平成18)年5月10日: XFree86 4.6.0リリース

事件

しかし2004(平成16)年2月29日にリリースされたXFree86 4.4.0からの新ライセンスに旧BSDライセンスと同様の「宣伝条項」が追加された。

当の開発者やRed Hat、SUSE、Mandrake、Debianなどの主要LinuxディストリビューターからGPLの第6項と矛盾すると猛反発が上がり、大騒ぎとなる。

中でもRed Hatは4.4.0は絶対に採用しないと猛反発を始め、Debianもそれに続いていた。

XFree86の開発メンバーの一部もXFree86を離脱、こうして新たに派生バージョンとしてX.Orgが登場した。

BSD

FreeBSDNetBSDに代表されるBSDは、それ自体がBSDライセンスで配布されているわけである。XFree86が採用した旧BSDライセンスと、この時点でのBSDライセンスは親和性は損なわれていない。従ってBSDユーザにとっては何の問題も無い。

しかしながら、Linuxはもとより、この各種BSDさえもX.Orgに移行してしまったため、状況を鑑みるにXFree86にはもはや未来はないものと思われる。

その理由は自明で、皆がX.Orgに移行してXFree86を使わなくなれば、XFree86の進歩は止まってしまうわけである。古いものを使い続ける理由は無い、ということになるのだろう。