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アルギン酸ナトリウム
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA)
読み:あるぎんさんなとりうむ
外語:Sodium Alginate
品詞:名詞

海藻のうち褐藻類に特有の成分で、ヌメヌメの元になっている多糖類の一種であり、食物繊維である。

目次
概要
基本情報

アルギン酸ナトリウム(一部の推定構造)
左がD-マンヌロン酸Na、右がL-グルロン酸Na
アルギン酸ナトリウム(一部の推定構造)<br>左がD-マンヌロン酸Na、右がL-グルロン酸Na

誘導体、関連物質の例
性質

アルギン酸は海藻のうち褐藻類(コンブやワカメ)に特有の成分で、D-マンヌロン酸とL-グルロン酸の共重合体である。

そのナトリウム塩は水に溶け、水に溶かすと極めて粘稠な液となり、安定剤増粘剤としての性質を示す。

特徴

様々な用途に使われているが、食品でもあり、特に人畜への害は見いだされていない。

マイクロカプセル、食品用の安定剤、増粘剤、分散剤、ゲル化剤などの用途があり、特に加工食品で粘性を出す用途が多い。また、人工イクラの膜はアルギン酸ナトリウムで作られたものが多いとされる。

その他、マッサージ用の潤滑剤であるローションの材料として、あるいは医薬品用途として上部消化管粘膜保護剤(例:アルロイドG)などとしての用途がある。

安全性
適用法令

危険/有害性について、特に分類基準に該当しない。

危険性
有害性
環境影響
リンク
関連するリンク
製品安全データシート
用語の所属
多糖類
関連する用語
アルロイドG

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