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アントラキノン
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA)
読み:アントラキノン
外語:anthraquinone
品詞:名詞

キノン類の一つ。ベンゼン環に二つのカルボニル基を持つジカルボニル化合物を総じてキノンといい、その中でアントラセンを基本骨格とするものをアントラキノンという。

目次
物質の情報

アントラキノン
アントラキノン

物質の性質

アントラキノン系成分は、タデ科大黄、ユリ科アロエ、マメ科センナなどに見られる淡黄色の成分で、古くから下剤として使われてきた。現在でも一般医薬品や漢方薬を問わず、マメ科センナの成分は下剤によく使われている。

実験動物で、貧血や肝障害などの影響も確認される。変異原性については陽性陰性の両結果があるが、発がん性は陰性とされる。

しかし毒性があることは事実であり、医薬品の一部ではアントラキノンの毒性を軽減するような工夫がなされているが、草をそのまま使った薬草茶や健康食品のたぐいでは細工は期待できない。アントラキノン系成分を含有する薬草茶や健康食品については、常用ならびに多量摂取には危険性があり、注意が必要である。

物質の特徴
安全性

危険性

有害性

環境影響
リンク
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
化学物質評価研究機構 既存化学物質安全性(ハザード)評価シート
物質の特徴
アントラキノン系色素
キノン類
アントラセン
適用
下剤
該当する物質
ラック色素
コチニール色素
アカネ色素

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