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パーム油 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD) |
読み:パームゆ |
外語:palm oil |
品詞:名詞 |
アブラヤシ(油椰子)の果実を圧搾等して搾りとられる植物油脂のこと。
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概要 |
世界での食用油生産量としては第一位で、これに大豆油、菜種油が続いている。
食用のほかに、石鹸材料として広く使われている。
特徴 |
国際基準 |
以下のアブラヤシ由来の食用油がCodex Standard for Named Vegetable Oils (CODEX STAN 210-1999)で規定されている。
化学的性質 |
占める主な脂肪酸は、パルミチン酸とオレイン酸が多い。この他に、ビタミンE、ビタミンKなどを含む。
C12:0(45.0-55.0%)、C14:0(14.0-18.0%)、オレイン酸(C18:1、2.0-19.0%)が多く含まれる。
用途 |
日本ではあまり馴染みのない油だが、インスタント食品やスナック菓子用の揚げ油として広く用いられている。
これは、融点が比較的高く、常温で固体となり麺などから油が滲み出にくく、更に保存性と安定性が高いという利点があるからである。
独特の風味があるため、用途は限られる。熱帯地方の国々ではアブラヤシが有り触れた食材ということもあり、パーム油も一般的に使われているとされる。
リンク |
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