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中間子
辞書:科学用語の基礎知識 素粒子・名称編 (NPARTN)
読み:ちゅうかんし
外語:meson
品詞:名詞

クォーク反クォークで構成される粒子のこと。ハドロンの一種。メソン、メゾンともいう。

目次
概要

全ての中間子はボース粒子でスピン量子数は0、1、2などの整数であり、フェルミ・ディラック統計に従う。

また、パウリの排他原理は適用されない。

特徴

不安定な素粒子で安定した粒子は一つもなく、10−6〜10−16秒程度で自然崩壊する。質量陽子電子の中間。

クォークと反クォークにはそれぞれ3種類の色荷と呼ばれる電荷のようなものが存在し、補色同士(R+反R、G+反G、B+反B)を組みあせると白色状態を作ることが可能である(量子色力学)。

このようにクォークと反クォークを組み合わせてできる白色状態を中間子(メソン)と呼び、このクォークと反クォークを結びつける力をグルーオンという。

中間子の種類

主な中間子に、次のようなものがある。

構成は[]で併記した。構成は正粒子のものであり、反粒子は逆の粒子で構成される。なお、構成中のc1とc2は係数。

対応する反粒子は、()カッコで併記した。自分自身が反粒子でもあるものは、略した。

発見

1934(昭和9)年に湯川秀樹により理論的に導入されたのち、実験的にその存在が立証された。

リンク
用語の所属
クォーク
ハドロン
ボース粒子
該当する物質
K中間子
関連する用語
バリオン
グルーオン
補色
湯川秀樹
反中間子

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