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自然科学 > 化学 > 機能・用途分類 > 食品添加物 > 色素・着色料 > 合成着色料 > 構造による分類 > アゾ色素
赤色102号
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA)
読み:あかいろ-ひゃくにごう
外語:R-102: Red No.102
品詞:名詞

合成着色料(タール色素)の一つ。アゾ色素(モノアゾ系酸性染料)。ニューコクシン(New Coccin)とも呼ばれる。

目次
概要
基本情報

赤色102号
赤色102号

誘導体、関連物質の例

(特になし)

用途

紅生姜、梅干、ソーセージ、タラコなどの着色料としてよく見られる「赤」である。

漬け物などへの利用が多いが、他にジャム、清涼飲料水なども使われている。

特徴

合成着色料は例外なく、あらぬ嫌疑を掛けられるものである。

機能亢進(イライラ・暴力)や蕁麻疹の原因などとする仮説もあるが、証明されていない。

イギリスでは注意欠陥/多動性障害(ADHD)の原因になるとされ使用されなくなり、欧州もその影響を受けつつあるが、これも原因として証明されておらず仮説の段階であるに過ぎない。

アメリカやカナダのように食品添加物として使用することを禁止する国はあるが、現時点では重大な危険性は発見されていないため、禁止にする理由がないことから日本では禁止されていない。

ただ日本でも、安全性に問題はなくても赤色102号のようなどぎつい色より自然な色合いの方が好まれるらしく、無着色の辛子明太子や無着色の梅干しのようなものはよく市販されている。

安全性
危険性
有害性
環境影響
リンク
関連するリンク
http://www.kiriya-chem.co.jp/syokuyou/chem-2.html#chem-6
用語の所属
合成着色料
アゾ色素

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