高天原の物語

読み:たかまがはらのものがたり
品詞:名詞

日本神話のうち、須佐之男命(スサノオノミコト)が高天原を訪れ、狼藉の限りを尽くした後、天岩戸伝説などの事件を起こして高天原を追放されるまでの物語。

須佐之男命(スサノオノミコト)は本来、海原を治めるのが仕事である。しかしその仕事は一切成さず、毎日のように母のいる黄泉の国へ行きたいと嘆いていた。

遂に黄泉の国に行く決心をした須佐之男命(以下 弟)は、姉の天照大神(以下 姉)に別れを告げるため高天原を訪れた。弟は礼儀正しい神だったからである。しかし弟は巨神であり動くだけで大地震が起こる。そんな状況のため、姉は、弟が国を奪いに来たと勘違いする。そこで弟は、自分に邪心が無いことを示すため男神を産む誓約をし、互いの子を生むことを提案した。姉はそれに応じ、弟の剣を口に入れて三柱の女神を産んだ。弟は姉の珠を口に入れ、五柱の男神を産んだ。こうして弟は潔白が認められた。

その後弟の高天原での生活が始まるが、しかし姉は、自分の珠から生まれたのだからこの5柱の男神は自分の子であると述べたため喧嘩となり、弟はここで狼藉ばかり働いた。そして機織りの妨害をするに至るが、しかし自分の言い分を撤回できなかった姉は、その反省と慎みの念から天岩戸という岩窟に閉じこもってしまったのである。

すると太陽のいなくなった天地は闇に包まれてしまい、大騒ぎとなってしまった。この一大事に際し八百万の神々は天岩戸の前に集まり、策を労して祭り騒ぎを起こし、その様子を奇妙に思い天照大神は外へ出てみると、すかさず手力男命が連れ出して天地に光が戻ったという。

この物語は、次の「出雲国の物語」へと続く。