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天照大神と須佐之男命の誓約

辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・神道編 (LFOLKES)
読み:アマテラスオオミカミとスサノオノミコトのうけい
品詞:名詞
2005/10/26 作成

日本神話高天原の物語に描かれる天照大神須佐之男命の誓約のこと。

三貴子と呼ばれる伊邪那岐命(イザナギノミコト)の産んだ神のうち、須佐之男命(スサノオノミコト)は海を治めることを任されていた。が、その仕事は全くせず、ただ毎日母を恋しがり、母のいる黄泉の国へ行くことばかり考えていた。

ある日決意を決めた須佐之男命は、律義にも高天原にいる姉の天照大神に一言別れを告げて黄泉の国へ行こうと思い、高天原へと昇った。ところが天照大神は、須佐之男命が高天原を奪いに来たと勘違いし、弓矢をもって須佐之男命を迎えたのであった。

そこで須佐之男命は、疑いを解くために天の安河原(あまのやすがはら)で誓約をすることを提案、この際に子産みの競争をした。これが天照大神と須佐之男命の誓約である。ちなみに日本書紀と古事記では勝敗の設定や展開が若干異なっていて、日本書紀は男神を産めば勝ち、古事記では女神を産んで勝ちとなっている。

古事記では、まず天照大神が須佐之男命の十握剣より三柱の女神を産んだ。次いで須佐之男命は天照大神の珠を取り五柱の男神を産んだ。天照大神はここで、自分の珠から産まれたのだから五柱の男神は自分の子と述べた。その後大揉めに揉めることになるが、勝敗については、須佐之男命の心が潔白であるため心優しい女神が産まれたのだとして、須佐之男命の勝ちとし、潔白が認められたとしている。

日本書紀の本文では、男神を産んだ方が勝ちとして勝負が始まり、まず天照大神は古事記と同様に須佐之男命の十握剣を取り三柱の女神を産んだ。須佐之男命は天照大神ではなく自分の勾玉より男神を産んだ。もって須佐之男命が勝利し、潔白が認められたとされている。

産まれた神は、三柱の女神は宗像三神とも呼ばれる。古事記では産まれた順に、多紀理毘売命(タキリビメノミコト)、市寸島比売命(イチキシマヒメ)、多岐都比売命(タキツヒメノミコト)とする。日本書紀では本文と三つの一書でそれぞれ神名が異なっている。

五柱の男神は、天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)、天之菩卑能命(アメノホヒノミコト; 日本書紀では天穂日命)、天津日子根命(アマツヒコネノミコト; 日本書紀では天津彦根命)、活津日子根命(イクツヒコネノミコト; 日本書紀では活津彦根命)、熊野久須毘命(クマノクスビミコト; 日本書紀では熊野忍踏命と熊野忍隅命)、となっている。

用語の所属
日本神話
高天原の物語
該当する五柱神
天忍穂耳命
天之菩卑能命
関連する神
伊邪那岐命
須佐之男命
天照大神
関連する用語
誓約
三貴子
高天原
黄泉の国

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