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ボタン電池

辞書:科学用語の基礎知識 電子部品電池編 (NELECB)
読み:ボタン・でんち
外語:button cell 英語
品詞:名詞
2004/07/14 作成
2016/08/03 更新

釦(ぼたん)のような形状をした乾電池のこと。腕時計や玩具など、様々なものに使われている。

なお、似た形状ながら硬貨状に薄いものはコイン電池と呼ばれる。

材質

ボタン電池は、その材質によって分類でき、次のようなものがある。それぞれに2文字の記号が付けられている。

以下は、より薄型のコイン電池であることが多い。

またかつて存在した水銀電池の記号はNRやMRだった。

新種の電池が誕生したときは、同様にして「※R」という記号が与えられると思われる。

具体的な記号の命名方法は次に述べる。

命名法概要

命名法は複数ある。これらが混在して使われており、もって理解困難な現状を招いている。

日本国内の規格では、コイン電池と共通の6桁の一意の記号で表わされる。

  • 最初の1文字が電池の種類、材質
  • 2文字目が電池の形状(R=円筒型、F=角型)
  • 次の2桁の数字が電池の直径
  • 最後の2桁の数字が電池の厚さ

6文字以外のもの、例えば「LR43」のような名称はIEC規格など別の命名規約によるものである。

名称の例

LR41を例にすると、xx41という4桁名はIEC規格である。これは国内規格ではxx736で、7が直径7.9mm、36が厚さ3.6mmであることを表わしている。

LR43の場合も、同様にxx43という4桁名はIEC規格である。これは国内規格ではxx1142で、11が直径11.6mm、42が厚さ4.2mmであることを表わしている。

LR44では、同様にxx44という4桁名はIEC規格である。これは国内規格ではxx1154で、11が直径11.6mm、54が厚さ5.4mmであることを表わしている。

型番で示される寸法はおおざっぱなもので、実際には表示より若干大きめとなる。

これらの例に従うと、例えば国内でSR1130と言えば、酸化銀電池、円形、直径約11mm、厚さ約3.0mmを意味することになる。

ボタン電池の入手性

日本のメーカー製(但し製造は殆どが海外)の高価格なボタン電池はあるが、100円ショップでも多数販売されている。

参考までに、100円ショップCan☆Doで見かけた電池は次の通り。100円で、×1は1包装に1個入り、×2は1包装に2個入りを意味する。

これ以外のボタン電池やコイン電池は、100円での入手は難しい可能性が高い。

水銀電池の代替品

水銀電池(記号NR)は生産を終了している。

代替品は、概ね次のようになっている。

  • 補聴器: 同じ寸法の空気亜鉛電池(PR)が使用可能
    • NR41→PR41
    • NR44→PR44
    • NR48→PR48
  • カメラ: アダプターを使用して酸化銀電池(SR)が使えることがある
  • その他: メーカーに問い合わせる

ボタン電池の用途

最も安価なアルカリボタン電池(LR)は携帯ゲーム機や電卓、電子体温計など広く使われる。

酸化銀電池(SR)は電圧が安定していることから腕時計に使われる。

空気亜鉛電池(PR)は小型ながら大容量であるため、補聴器やポケットベルなどに使われている。

名称一覧(互換性一覧)

アルカリボタン電池(LR)の場合。基本的に、同じ型番ならメーカーが違っても互換性がある。

判例: ●販売中、‐製品未確認、※カタログ落ち品(判明分のみ)

寸法(mm)名称製品状況
旧称IEC日本マクセル東芝パナ
6.8×2.1AG1LR60 
7.9×2.6AG2LR59 
7.9×3.6AG3LR41LR41
6.8×2.6AG4LR66LR626
7.9×5.4AG5LR48 
9.5×2.6AG7LR57LR927
11.6×2.1AG8LR55LR1120
9.5×3.6AG9LR45LR936
11.6×3.1AG10LR54LR1130
7.9×2.1AG11LR42 
11.6×4.2AG12LR43LR43
11.6×5.4AG13LR44LR44

AG※とLR※は、必ずしもサイズが一致していないので注意(例えばAG9とLR45は、大きさは近いが同じではない)。

かつては三洋もあったが、パナに吸収されてしまったため表からは削除した。

酸化銀電池(SR)と空気亜鉛電池(PR)も寸法に対する対応は同様だが、カタログにあるかどうかは未確認である。メーカーや店頭で確認されたい。

用語の所属
電池
化学電池
一次電池
乾電池
関連する用語
コイン電池

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