スリープ (プログラム)

読み:スリープ
外語:sleep 英語
品詞:さ変名詞

プログラムを任意の時間だけ中断し、待機させる機能。

目次

UNIX系オペレーティングシステムでは、Cの関数として sleep() や、コマンドラインプログラムの sleep が用意されている。

sleep実行中は、何もせず、指定された時間を待機する。

タイミング合わせをするために重要な機能であるため、後に、C以外の他の言語でも sleep の機能を持たせたものも多く登場することとなった。

マルチ処理

マルチプロセスまたはマルチスレッドのOSでは、停止するのはそのプロセスまたはスレッドのみである。

その間は他のプロセスにCPUの実行権が遷移し、SIGALRM(タイマー割り込み)の発生をもって元の処理に戻す機能を実現していることが多い。

C

Cの標準関数には今もって追加されていないが、POSIXでは次の機能を要求している。

#include <unistd.h>

unsigned int sleep(unsigned int seconds);

この関数は秒単位だが、実装により、ミリ秒単位あるいはナノ秒単位などで待機が可能な関数を用意することもある。

Java

Javaでは、Threadクラスにsleepメソッドが用意されている。

static void sleep(long millis)

現在実行中のスレッドを、指定されたミリ秒の時間、スリープ(一時的に停止)させる機能となっている。

単位はミリ秒なので、1秒間待機させるためには引数は 1000 である。

Thread.sleep(1000);

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