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北朝鮮
辞書:国土用語の基礎知識 世界地理編 (EGW)
読み:きたちょうせん
外語:North Korea
品詞:その他地名

ユーラシア大陸東端、東支那半島(朝鮮半島)の北緯38°線以北にある地域。

目次
地域に関する情報
基礎情報

一般情報

通信

電気

政情、内政

外交、防衛

経済

2009(平成21)年にデノミが実施されており、貨幣価値には大きな変動が生じた。

国旗

国旗は、藍紅色旗と呼ばれる。上下は青、中央が赤で、境目に白が配される。

中央左に白抜きで円が描かれ、その中に赤で星★が描かれる。

青と赤は朝鮮の伝統色で、青は平和、赤は社会主義、白は光明と純潔を表わす。また白い円は太極(宇宙)、赤い星は社会主義を表わし、同時に陰と陽を象徴する。

国旗の縦横比は、独自の制定は2:1、国連方式は3:2である。

歴史
略史
近代沿革
状況
経済

近代

有史以来、支那人や蒙古人の属国で、原始人が住んでいた。

日本に併合され近代的な文化や技術を得て、大東亜戦争(第二次世界大戦)後はソビエト連邦(ソ連)に占領された。その後ソ連により任命された金日成主席による独裁政治政府が誕生、ソ連からの物資および技術の支援に頼り運営された。

しかしソ連は1990(平成2)年に崩壊し、以降の支援が打ち切られ北朝鮮は存亡の危機に陥ることになる。


市場経済の模索

金日成主席は、存亡のため隣国の支那のような市場経済の導入を模索、南鮮や日本の企業に投資を呼びかけ、日本は戦後補償の名目で自民党の金丸信が同調した。

しかし、結果として支那と同じようには行かなかった。これは社会主義と市場経済(資本主義)は両立しないという根本的問題以外にも、北朝鮮の社会システムに問題があったことが大きい。

まず、金日成主席という個人崇拝体制だった北朝鮮では、自由化はすなわち体勢崩壊に他ならない。そのため、支那のように政治は維持しつつ経済だけ自由化することは不可能だった。

完全な管理社会の北朝鮮では真っ当な企業運営は不可能で、海外からの原材料を輸入しても港で何日も止められてしまう。そもそも統制配給社会である北朝鮮では、作った物を売る市場が存在せず、かといって輸出で利益を出そうにも利益の大半を北朝鮮側に取られてしまう。このため殆どの企業が撤退、残るは在日朝鮮人系の企業だけとなってしまった。


共産主義

2002(平成14)年、北朝鮮は物不足で機能しなかった配給制度を遂に公式に廃止し事実上の資本主義を導入した模様である。

これは闇市を無くすことを目的としたが、結果として大インフレを起こしただけで失敗した。その後闇市を公式の市と認めざるをえなくなったようである。

支那と北朝鮮の境界付近では密輸物資の市があり、ここでは完全に資本主義の世界となっている。


デノミネーション

北朝鮮は定期的に新通貨の発行を実施し、人民の私有資金の管理をしている。

2009(平成21)年11月30日には1/100のデノミネーションが実施され、2009(平成21)年12月6日まで新通貨に交換されると2009(平成21)年12月1日に報じられた。

このデノミネーションは、インフレ抑制のほか、当局の統制外の闇市場で扱われている私有資金の管理強化が主たる目的と見られており、両替は一人10万ウォンに限定、とされた。結果、隠し資産の発覚を恐れた朝鮮人は、人民元や米ドルへの両替を求めて闇市場に殺到し大混乱に陥ったとされる。

更に、12月7日以降は換金できなかった私財が紙切れとなった。平壌や地方都市で、当局に抗議する住民の姿が外国人に確認されたり、あるいは放火、列車が動かなくなった、市場の機能麻痺で強盗が横行、などが報じられている。

当局側も、国家保衛部(公安警察)、保安省(警察)を駅前などに配置し、住民監視を強めているとされる。

国と地域

北朝鮮自体は国号を「朝鮮民主主義人民共和国」と主張しているが、政治体制が「民主主義」でも「共和国」でないのは明らかであり、日本では北朝鮮、英語でNorth Koreaと呼ばれる。

また北朝鮮自身は国家を主張しているが、日本国政府を含め、殆どの国が国家として認めていない。北朝鮮は国ではなく、旧ソ連や支那の共産党に支援されていた武装ゲリラが不法に土地を占拠し実効支配しているに過ぎない。

日本国は、南北共に大韓民国(南鮮)の領土とする大韓民国政府と国交を結んでおり、もって日本国は、その土地が法律上は南鮮の領土であることを承認している。

実際に南鮮で市販されている地図をみると、南北合わせて「大韓民国」と描かれており、「38度線」などは存在していない。

国の特徴
生活習慣

服装はカジュアルな洋服が主である。なお、朝鮮は日本より寒いので、服装の選定には注意が必要。

チップの習慣はない。

その他の特徴としては、車は右側通行である。旧ソ連の影響と見られる。

治安など

不明。

時差

日本との時差はない。

日本との関係

世界でも有数の反日国の一つである。

アクセス方法

以下は著している時点での情報であるが、予告無く変更される可能性があるため、最新の情報は別途確認すること。

旅券と査証

入境に際して、次のものが必要である。

朝鮮総連が大使館の代行をしているとされる。但し、ツアー以外での入境はほぼ不可能なため、実際には専門の旅行代理店に依頼することになる。

経路

北鮮政府とは国交がない。日本は、南北併せて「大韓民国」として南鮮政府と国交を結んでいる。

直行便も原則として無く、第三国(支那など)を経由するのが一般的。

拉致被害者は、貨客船 万景峰(ばんけいほう)号のような密輸工作船や、貨物船で北朝鮮に連れ去られたことが分かっている。

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