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ゲフィチニブ
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI)
読み:ゲフィチニブ
外語:gefitinib
品詞:名詞

非小細胞肺がん治療薬の成分。アストラゼネカにより合成された初のEGFR(上皮成長因子受容体)チロシンキナーゼ阻害剤。

目次
物質の情報

ゲフィチニブ
ゲフィチニブ

常温常圧乾燥下では白色の粉末である。

溶解性はpHに依存する。pHが高くなるほど、溶けにくくなる。

薬品の情報
薬効薬理

効果

腫瘍の増殖抑制作用。


作用機序

この抗がん剤は、従来の抗がん剤とは全く異なる新しいタイプの薬品で、分子標的治療薬と呼ばれるカテゴリーに属する。

がん細胞には、全てではないが細胞表面にEGFR(上皮成長因子受容体)と呼ばれる蛋白質を持つ物がある。この蛋白質によりチロシンキナーゼと呼ばれる酵素が活性化され、これによりがん細胞が増殖すると考えられている。

そこでゲフィチニブは、このEGFRチロシンキナーゼを選択的に阻害する(働きを止める)ことでがん細胞の増殖を抑える。

このため、上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤とも呼ばれる。

用法、用量

ゲフィチニブとして250mgを一日一回、経口投与する。

副作用など

製品であるイレッサの項を参照。

規制区分
製品例
リンク
物質の特徴
抗がん剤
成分に含む著名な製品
イレッサ

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