ステロイドの一つで、アンドロゲン(男性ホルモン)の一つ。精巣(睾丸)で作られる。
- 分子式: C19H28O2
- 分子量: 288.43
- 融点: 153℃〜157℃
- 沸点: (該当資料なし)
- CAS番号: 58-22-0
- ICSC番号: (登録なし)
- 化学名
- (17β)-17-hydroxyandrost-4-en-3-one (CAS名)
- 17β-hydroxyandrost-4-en-3-one (IUPAC名)
テストステロン

男性ホルモンであり、性交ないしオナニーによる性欲の高まりにより血中濃度は上昇し、射精時点を最大として、射精後は減少する。
年齢と共に減少するが、減少は自律神経に支障を来し男性更年期障害を引き起こす。
このホルモンには筋肉や骨格を増強させたり、声を低くするなどの作用があるとされる。
女性でも男性の数パーセント程度だが分泌されており、陰毛の発達などに関与しているとされる。
副作用として、心臓発作を含む心疾患を招く可能性が指摘されている。
よく、オナニーによって脱毛するなどと言われるが、オナニーにより増えるテストステロン自体は、脱毛などの作用はない。
テストステロンが代謝されるとジヒドロテストステロン(DHT)が生じ、これは薄毛や精力減退などの副作用があるとされている。
テストステロンからジヒドロテストステロンへは、5αリダクターゼなどと呼ばれる酵素によって変換されるが、一説によると亜鉛(Zn)を摂取することでこの酵素の働きを弱めることができるとされる。
用語の所属

ステロイド

アンドロゲン
関連する用語

精巣

エストロゲン

男性更年期障害