ドグマチール |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM) |
読み:ドグマチール |
外語:Dogmatyl |
品詞:商品名 |
スルピリドを成分とする消化性潰瘍治療薬、精神神経用剤の一。非定型抗精神病薬(SDA)。
メーカーはアステラス製薬(元・藤沢薬品工業)。俗称ドグマ。
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薬品の特徴 |
ベンザミド系の薬剤で、精神賦活剤に分類される
製品 |
薬品コードが2329で始まるものは消化性潰瘍治療薬、1179で始まるものは精神神経用剤である。
効果・効能 |
中枢に作用し、胃壁の血流を良くすることで胃や十二指腸の粘膜の回復を助ける。
少量で胃・十二指腸潰瘍、中量だと神経症や鬱病、多量だと統合失調症(精神分裂病)に効果がある。
用法・用量 |
通常成人1日150mgを3回に分割経口投与。
年齢、症状等により適宜増減する。
通常成人1日150mg〜300mgを3回に分割経口投与。
年齢、症状等により適宜増減する。一日の上限は600mgである。
通常成人1日300mg〜600mgを3回に分割経口投与。
年齢、症状等により適宜増減する。一日の上限は1200mgである。
成分・添加物 |
規制区分 |
剤形 |
次のものが確認されている。
錠剤は円形で白色〜帯黄白色のフィルムコーティング錠。全て割線は無い。
ドグマチール50表
カプセルは硬カプセル剤で白色/白色。号数は3号。
風味等 |
味は苦い。
名称の由来 |
不明。
注意点 |
副作用など |
本剤の投与により、内分泌機能異常(プロラクチン値上昇)、錐体外路症状等の副作用が現われることがある。
特徴的な副作用として、生理不順、(男性でも)乳汁が出る、男性の乳房が膨らむ、などがある。そのため量が必要となる統合失調症(精神分裂病)にはあまり使われず、他の系統の薬が用いられる。
また食欲増進や体脂肪を増やす(脂肪を組織に沈着させる)ことによる体重増加も多く報告されている。
発疹、皮膚掻痒感、浮腫などが現われた時には、投与の中止が必要である。
このほかに、おねしょ、頻尿、尿失禁など尿まわりの副作用も報告されている(頻度不明)。
姉妹品・後発品 |
ゾロに次のようなものがある。
リンク |
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