通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

ロキソプロフェンナトリウム
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI)
読み:ロキソプロフェン-ナトリウム
外語:Loxoprofen Sodium
品詞:名詞

ロキソプロフェンのナトリウム塩であり、プロピオン酸系の非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)の成分。

目次
概要
基本情報

2水和物

ロキソプロフェンナトリウム2水和物
ロキソプロフェンナトリウム2水和物


無水

ロキソプロフェンナトリウム
ロキソプロフェンナトリウム

誘導体、関連物質の例
情報
薬効薬理

主要な用途は次のとおり。

作用機序

他のNSAIDsと同様、プロスタグランジン(PG)を生合成する酵素、シクロオキシゲナーゼ(COX)の活性を阻害する。

ロキソプロフェンナトリウム水和物はドラッグの前躯体(プロドラッグ)であり、未変化体のまま消化管より吸収されたあと、速やかに活性を持つ代謝物trans-OH体(SRS配位)に変換されて作用する。

用法、用量

消炎・鎮痛の場合、成人で1回60mg、1日3回を経口投与する。頓用の場合は1回60mg〜120mgを経口投与する。

解熱・鎮痛の場合、成人で1回60mgを頓用する。原則として1日2回まで、1日量180mgを超えてはならない。

外用薬として、鎮痛の場合、ロキソプロフェンナトリウムを薬効成分とする塗り薬(ゲル)や貼り薬(パップ、テープ)が使われる。

年齢・症状に応じて適宜増減する。小児への安全性は確立されていない。高齢者では副作用が出やすいので少量から開始する。妊婦については、治療上の有益性が危険性を上まわる場合に限る。動物実験で、胎児への影響が報告されている。

空腹時の投与は避けることが望ましい。

禁忌

アスピリン喘息の患者は、ロキソプロフェンナトリウムに限らずNSAIDs全般が使用禁忌である。

副作用など

過敏症などが生じた場合は、投与を中止すること。

規制区分

かつては「劇薬」「処方せん医薬品」の指定があったが、現在は解除され、処方箋がなくても購入可能となった。

製品例
オリジナル
ゾロ

その他、ゾロ(ジェネリック医薬品)多数。ロキソニンと同様、顆粒と錠剤のゾロが多いが、中には内服液を提供するゾロメーカーもある。


内服用(60mg)

錠剤のうち、代表として60mg錠および内服液で知られるゾロ(既に販売終了したものも既知のものは併記)を以下に一覧する。


ゲル

パップ剤

製品名には寸法も含められているが、ここでは略す。


プラスター剤(50mg)

製品名には寸法も含められているが、ここでは略す。


プラスター剤(50mg)

製品名には寸法も含められているが、ここでは略す。

リンク
用語の所属
NSAIDs
解熱鎮痛消炎剤
関連する用語
ロキソニン

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic