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放射脳
辞書:通信用語の基礎知識 通信俗語政治編 (CZPOL)
読み:ほうしゃのう
外語:anti-nuke biased crowd
品詞:名詞

科学的根拠を無視し、非科学的な理由で放射能を嫌悪、敵視する人、およびそのような行為を、蔑称的に表現する用語。放射能をもじったもの。

目次
概要

まず元となる放射能とは、放射線を出せる能力を意味する。一つの原子には複数の同位体が存在していて、放射能がない安定同位体と、放射能がある放射性同位体とに分けられている。

この放射線は身近にもありふれていて、日常的にも頻繁に浴びているものである。

しかしこれをカルト宗教的に嫌悪し「ゼロベクレル」など病的に政治的な主張をする者が現われるようになったため、これが嫌悪され、ネットスラングとして登場した用語である。情報弱者の一種。

後述するが、「放射脳」と呼ばれるようになった人たちは、煽動する共産主義者か、煽動された残念な人たちかの、どちらかである。従って、これは政治的な用語であって、それ以上でもそれ以下でもない。

由来
語源

日本には元々「ゲーム脳」なる語が存在し、ここから転じて、放射能をもじって「放射脳」という語が作られたのだろうと考えられている。

東日本大震災は2011(平成23)年3月11日だが、3月中には既にこの語は生まれ、使われるようになっていた。

初出

初出は未だ定かではないが、恐らくTwitterである。その前提で、Twitterを調査したところ、次のようなツイートが最も早そうであった。

【ご注意ください】「買い占めや デマが大好き 放射脳」 あなたの脳味噌、飛び散っていませんか?

2011年3月15日 - 3:02

Twitterユーザー「かずぷー@kaz_poo」が2011(平成23)年3月15日03:02(14日@793)にツイートしたものが、今のところ初と見られている。

煽動者

日本には古くから、共産革命を目指す者たちを中心として、反・原電運動が続けられていた。そして遂に、原電事故という千載一遇の好機が訪れ、「放射能」という未知なる恐怖を煽って、インチキ商売に精を出し始めたのがそもそもの始まりであった。

実際、公安調査庁の資料 平成24年1月「内外情勢の回顧と展望」ページ57に「全国の活動家を動員し,原発の停止・廃炉を訴えながら,自派の機関紙やビラを配布するなどの宣伝活動に取り組んだ。」「中核派中央派は,反原発運動の高まりを自派の勢力拡大・浸透の好機と捉え,反原発団体などが主催した様々な集会に活動家を動員してビラ配布や署名活動を行った」などとある。

過激派は庶民を騙すため一般人のフリをするが、公安は絶対に騙せないため、活動の度に公安に監視されている。

特徴
死因は放射能

放射脳は、世界のありとあらゆる問題を「放射能のせい」で片付けようとするのが特徴だった。すなわち、調べもせず、自分の妄想(それは知識ですらない)をただ信じようとするのが、放射脳の病態だった。これを著している時点で福島第一原電の事故から既に時が経ているため、当時のままの人が今も残っているかは定かではないため、ここでは過去形とする。

しかしながら、2600年以上という長い歴史のある日本でも、放射能が死因の死者は、JCOのバケツ臨界事故など数えるほどしかない。広島/長崎の原爆すら、後に残された放射能を原因とする死者や疾病は皆無とする研究結果すらある。

その他の被曝は、殆ど健康を害さないか、逆に健康に良いことが知られる。放射性元素であるラドンラジウムを含む放射能泉は健康に良いことで知られる。放射能泉というくらいなので当然だが、入浴すれば被曝することになる。というよりは、むしろ被曝するために人は足しげくこの「ヤバい」温泉に通い、入浴し、蒸気を吸い込み、時に飲泉もするが、被曝して死んだ人はこの温泉街に住む人たち含めて存在しない。むしろガン発生率も低く、長命である。さらに、床下にラジウム226(放射性物質)があることを知らず50年以上生活し、推定1500ミリシーベルト(1.5シーベルト)を被曝した「放射能おばあさん」が発見されたが、当時92歳でも病気も無く元気で健康だった。

日本では、放射能で死んだ人は殆どいないが、放射脳の風評被害で自殺した人は大勢いる。

放射能に関する正しい知識

自然界には放射性元素というものはありふれている。特に必須主要元素であるミネラルの一つカリウムには幾つかの同位体があるが、中でも約12.7億年と長い半減期を持つカリウム40という放射性同位体が有名である。半減期が長いため、約46億年の歴史を持つ地球上にも、地球(および太陽系)が作られた頃に存在したものが今も残っていて、天然存在比は全カリウム比0.0117%とされている。

約38億年前に最初の生物が出現したとされていて、以降現在まで進化を続けているが、この長い年月、地球上を飛び交う放射線に耐えるための機能を生物は初期の段階から持っていた。そうでないと、生きていられないからである。当然、その機能は人間にも備わっている。生物は自然界にありふれた放射性同位体をごく自然に摂取したり排泄したりしていて、むしろそれを利用して生活している。

こういった放射性同位体は様々な元素にあり、人工的なものもあれば天然のものもある。なぜなら、地球そのものがそういった物質で作られているためであり、なぜ地球の中心部は熱く、地熱があって、暖かい温泉が湧き出るのかといえば、それは地球の内部で放射性同位体が放射線を出しながら崩壊し、その時に熱を発しているからである。

地球がこの有様であるので、人間も知らず知らずのうちに放射線を浴び、また放射性同位体を摂取し、そして排出していることになる。先にも述べたカリウム40の放射能はさほど強くないが、動植物体内中には豊富に存在するために、カリウム40による年間の被曝線量は0.17ミリシーベルトとされている。ここから、ウラン235(235U)、トリウム232(232Th)とともに3大自然放射能の一つを占めている。

従って人間そのものから常時放射線は放出されているため、誰かと一緒に寝るだけで50ナノシーベルト被曝し、カリウムが多いバナナは一本食べるだけで倍の100ナノシーベルト被曝する。そんなこんなで、日本で一年間に受ける自然放射線量の平均は2.1ミリシーベルトとされている。2.1ミリシーベルトは、100ナノシーベルトのバナナ2万1000本分である。

ゼロベクレル

上述のように、地球上は大変ベクレており、どこに行っても放射線が飛び交う危険な星である。核シェルターの中でさえゼロベクレルやゼロシーベルトなどは実現できないので、地球上にいる限り、被曝を避けることはできない。

そんな状況を理解しないまま「ゼロベクレル」を主張することの滑稽さが面白がられた結果の呼称が「放射脳」だったわけである。

脱脳

放射脳という症状は、強い思い込みで自身の思考すら歪めてしまう症状を示す。これを治療するのは大変難しいが、しかしある時真実に目覚め、放射脳をやめる日が来る人もいる。これを脱放射脳、略して脱脳と呼ぶらしい。

しかし、放射脳をやめる宣言(脱脳)すると、放射脳から「あいつは東電の手先になった」などと言われるらしい。カルトは脱退が大変なのである。

補足

簡単には、次のような言葉をよく使う人を「放射脳」と呼ぶらしい。

リンク
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ベクレル (放射脳)
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