グラフィック描画処理を扱うマイクロプロセッサのこと。nVIDIAによる造語である。
ゲームなどの需要に対応すべく、CPUとは別にグラフィック処理専門として独自の進化を遂げたプロセッサである。
GPUはCPUとは違い、条件分岐などが弱く、またキャッシュメモリなども積んでいないため一般のプログラムを実行するには向いていない。その分、集積トランジスタ数を計算機能に振り分けることが可能で、過酷な性能競争の中、GPUあたり計算ユニット数が100を超えることも珍しくは無くなった。
このためGPUは並列処理に長けている。また、画像処理などの目的で作られた演算に特化したプロセッサであるため、一般のCPUには難しい物理シミュレーションなどの科学計算にも向いている。
nVIDIAのラインナップとして、グラフィックワークステーション用のQuadroと、パソコン用のGeForceの2シリーズがある。
PlayStationやXboxなどでも、グラフィック処理プロセッサをGPUと呼んでいる。ちなみにXboxのものはnVIDIA製である。
なお、PlayStation2ではGS(Graphics Synthesizer)と呼ばれ、GPUという呼称は使われなくなった。
GPUは非常に性能が高まり、CPUが十数GFLOPSという中で500GFLOPSを超えるものも登場してきた。
こういったGPUを、グラフィックカードだけではなく、様々な目的で利用しようという動きが出てくるのは当然の帰結であり、汎用GPUとしてGPGPUというものが現われた。
16ビットマイクロプロセッサ全盛の頃の日本では、このようなものを(同義になるかは微妙に不明だが)「グラフィックアクセラレータ」や「フレームバッファ」などと呼んでいた。