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水星
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名太陽系編 (USTLNSS)
読み:すいせい
外語:Mercury
品詞:固有名詞

太陽系の第1惑星。太陽に最も近く、最大離角が約28°と小さいために、容易には見る事ができない。

地動説を唱えたコペルニクスでさえ、水星を一度も見ることがなかったという逸話もある。

目次
情報
基本情報

重力地球の1/3で、火星とほぼ同じ。大気は極めて希薄である。

地球型惑星としては、地球のほかに唯一磁場を持つ惑星である。

衛星

衛星はない。

特徴
規模

半径の約1.4倍。但し密度は5.43と、月の3.4と比べてかなり大きい。

太陽系の惑星としては最小である。この水星が、太陽系における惑星の基準の一つとなった。水星より小さい冥王星は、現在では準惑星と呼ばれる。

水星の一日

公転周期87.956日に対して自転周期が58.65日である。

ゆえに、水星での1年は約1.5水星日、水星での1日は約0.67年、ということになる。水星は、一日が長く、一年が短い惑星である。

公転軌道

水星の公転軌道は極めて偏平である。

近日点が太陽から約4600荳km、遠日点は約7000荳kmとなる。

構成成分

地表

水星表面は月に似たクレーターに被われている。

表面温度は昼側で約700K(427℃)、夜側で約90K(-183℃)と温度差の激しい世界となっている。

表面重力は地球の約1/3の0.38Gである。


大気

ヘリウムナトリウム酸素が主成分の希薄大気が存在する。


内部構造

水星は地球型惑星であり、地球と同様に金属鉄の核、珪酸塩のマントルを内部構造に持つと考えられている。

質量半径比重から計算すると、マントルの深さは地表から約600kmで半径の約1/4である。水星は核の割合が極めて大きな惑星だといえる。

米露の観測チームによると、水星の自転には僅かな「ゆらぎ」があり、これは内部には地球と同様に液体核がある証拠だとしている。液体核が存在する可能性は95%としている。

地球の場合、この液体核の対流が磁場を保つ働きをしている。水星にも磁場があり、その理由は地球と同様と考えられている。しかし水星の質量は地球の約6%しかなく、内部が核を溶かすほど高温になる理由などはまだ明らかになっていない。

探査

これまでに、計1機の惑星探査機が水星を訪れ、さらに2機が到着予定または計画中である。

現時点では、水星に関する直接観測情報はマリナー10号によって観測された結果だけである。

現在、2004(平成16)年に打ち上げられたNASAのメッセンジャーが水星に向かっており、2011(平成23)年3月に水星周回軌道に乗る予定。

また、打ち上げの計画は決まっていないが、日欧合同で打ち上げ予定のBepiColomboがある。

発見

水星の存在は古くより知られており、発見者は不明。

英名Mercury(マーキュリー)は、ローマ神話の商業の神メルクリウス/マーキュリーに由来する。これは、ギリシャ神話ヘルメスに相当する。

リンク
用語の所属
太陽系
惑星
太陽系の惑星
地球型惑星
探査機
マリナー10号
メッセンジャー
BepiColombo
関連する用語
地動説
ニコラウス・コペルニクス
ナトリウム
カリウム
メルクリウス

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