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ナトリウム
辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編上 (NELEMN1)
読み:ナトリウム
外語:Na: Natrium
品詞:名詞

1族アルカリ金属に属する銀白色典型金属元素

目次
情報
基本情報

一般情報

原子情報

物理特性
同位体

質量数は、18から37までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は一つのみ。

同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
18Na 陽子放射17Ne
+崩壊18Ne
19Na 陽子放射18Ne
20Na β+崩壊20Ne
21Na β+崩壊21Ne
22Na2.6019年β+崩壊22Ne
EC崩壊22Ne
22mNa   
23Na100.00%安定核種(中性子数12)
24Na14.959時β崩壊24Mg
24mNa IT崩壊24Na
25Na β崩壊25Mg
26Na β崩壊26Mg
27Na β崩壊27Mg
28Na β崩壊28Mg
29Na β崩壊29Mg
30Na β崩壊30Mg
31Na β崩壊31Mg
32Na β崩壊32Mg
33Na β崩壊33Mg
34Na β崩壊34Mg
35Na β崩壊35Mg
36Na 中性子放射35Na
37Na β崩壊37Mg

安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。

性質

空気中では瞬時に酸化する。に触れると激しく反応して水素を発生する。水素の発生量によっては爆発する。

従って、保管する場合は油中にて行なう。

安全性
危険性
有害性
環境影響
発見

ナトリウム化合物は大昔から存在が知られていたが、1807(文化4)年にイギリスのハンフリー・デービーが単離に成功した。

名前の由来は、化学名は、ヘブライ語で炭酸ナトリウムを意味する "Neter" から。

英語のsodiumは炭酸ナトリウムを意味するsodaと、頭痛薬を意味する中世ラテン語のsodanumから。

主な用途

単体では、ナトリウムランプ(放電灯)や原子炉の放熱剤などに使われている。ナトリウム硫黄電池の負極にも使われる。

ナトリウムの化合物は身近で広くみられる。塩化ナトリウム(食塩)は生物にとって欠くことのできない物質であり、また地球の海水中に大量に含まれている。他にグルタミン酸ナトリウム(味の素)、炭酸水素ナトリウム(重曹)など、台所でみられるような物質にもナトリウムが含まれる。

主な化合物

様々な酸と塩を作る。

前後の元素

123456789101112131415161718
HHe
LiBeBCNOFNe
NaMgAlSiPSClAr
KCaScTiVCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
RbSrYZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeIXe
CsBa*HfTaWReOsIrPtAuHgTlPbBiPoAtRn
FrRa**RfDbSgBhHsMtDsRgCnNhFlMcLvTsOg
UueUbnUbu
*LaCePrNdPmSmEuGdTbDyHoErTmYbLu
**AcThPaUNpPuAmCmBkCfEsFmMdNoLr

10 ネオン ‐ 11 ナトリウム ‐ 12 マグネシウム

リンク
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
元素
典型金属元素
NA

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