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| 自然科学 > 物質・粒子 > 種類・名称 > 原子・元素 > 族 > 18族 希ガス |
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| オガネソン |
| 辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編下 (NELEMN7) |
| 読み:オガネソン |
| 外語:Og: Oganesson |
| 品詞:名詞 |
18族(希ガス)に属する典型非金属元素の超重元素。仮名ウンウンオクチウム(Uuo)。
|
|
| 情報 |
| 基本情報 |
| 同位体 |
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 294Og | ‐ | 0.89ミリ秒 | α崩壊 | 290Lv |
| 性質 |
不明。
希ガスで、電子配列ではQ殻のp軌道が閉殻構造となっていて安定しているため、コンピューターシミュレーションによる予想が容易である。
他の希ガス元素と同様に塩化物や弗化物を作ることが予想され、酸化数も他の希ガスと同様、少なくとも0以外に+2が予想され、更にキセノンのように+4なども可能性がある。
| 特徴 |
| 安全性 |
| 発見 |
| 1999(平成11)年 |
この元素は1999(平成11)年に米ローレンス・バークレー国立研究所のサイクロトロンで、加速したクリプトンを鉛に衝突させるという方法で作りだされた、とされた。
製法は次の通りとされた。
208Pb + 86Kr → 293Og + n
しかし、後の検証で確認ができないばかりか、研究成果は科学者の捏造であったことが判明、この発表は撤回された。
| 2002(平成14)年 |
最初のきちんとした報告は2002(平成14)年、ロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)が、モスクワ郊外にある粒子加速装置でカリホルニウムにカルシウムを衝突させるという方法で作りだされた。
製法は次の通りであった。
249Cf + 48Ca → 294Og + 3n
2個程度の原子を確認したとされたが、未確定とされた。
| 2006(平成18)年 |
2006(平成18)年10月9日、ロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)と米国立ローレンス・リバモア研究所(LLNL)の共同チームが発見した。
製法は次の通りである。
249Cf + 48Ca → 294Og + 3n
今回は4個程度確認されたとしている。
IUPAC/IUPAPは、この発見を承認し、命名権を与えた。
化学名Oganessonは、超重元素の研究に貢献したアルメニア人でロシア市民権を持っていた原子核物理学者ユーリイ・オガネシアン(ロシア語名Юрий Цолакович Оганесян; Yuri Tsolakovich Oganessian; アルメニア語名〓〓〓〓〓 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓)に敬意を表して命名された。なお、希ガスはこれまで慣例として-onが付けられていたため、従来の慣例を崩さないよう、この元素にも-on語尾のOganessonという名が付けられることとなった。
| 主な化合物 |
不明。
| 前後の元素 |
117 テネシン ‐ 118 オガネソン ‐ 119 ウンウンエンニウム
| リンク |
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