食用油の成分の一つの中性脂肪。脂肪酸2分子とグリセリンとのエステルで、略称はDAG。1,2-DAGと1,3-DAGがあり、通常は1,3-DAGのことをいう。
通常の食用油の成分であるトリアシルグリセロールと違い、消化で分解され小腸で吸収されたあと再び中性脂肪に戻らないため、血中脂肪濃度が高まらず、体に脂肪が付きにくいとされている。
植物油に数%含まれる天然油脂で、2000(平成12)年に米国FDAにGRAS(一般に安全と認められる食品)と認定されている。
花王(株)により健康エコナクッキングオイルとして高濃度のジアシルグリセロールが市販されているが、価格の高さや、味が悪いことから、あまり売れてはいないようだ。
特徴である「体に脂肪が付きにくい」という効果だが、これは効果があったとする報告がある一方、有意な効果が認められなかったとする報告もあり、実効は不明である。
筑波大学の鈴木正成らが肥満学会で発表した研究結果によると、この健康エコナと他社のサラダ油をラットとヒトで比較実験したところ、血清中性脂肪濃度など殆どの検査項目で有意な差は見られなかったとした。アメリカでも同様のものがENOVAの商品名で販売されているが、アメリカでも同様に効果が疑問視されている。