超臨界状態の水。374℃、218気圧を超える高温・高圧の下で、液体とも気体とも異なる状態となった水。
例えば臨界点付近では、温度一定で、圧力を変化させるだけで液体(密度が大きい)と気体(密度が小さい)を変化させられる。
またこの時、水の溶解性も変化するので、水という単一の溶媒で、混合物から特定のものを選択的に取り出すことが可能となる。
しかも溶媒が水なので、有機溶媒などを使う時と違い、その除去を考える必要が無いというメリットもある。
近年注目を集めているのが環境汚染物質の分解である。
超臨界水は高温であるため、湿式酸化が可能である。更に、臨界点前の水はイオン積が増大し加水分解反応を促進するため、フロンやPCBといった環境汚染物質を分解して水+二酸化炭素+無機塩にでき、有毒物質を出すことなく処分できることが知られている。