SIP

読み:シップ
読み:エスアイピー
外語:SIP: Session Initiation Protocol
品詞:名詞

VoIP制御にも使われているシグナリングプロトコルの一つ。RFC 3261〜3265で規定されている。古いSIPの仕様であるRFC 2543はobsoleted(廃棄)された。

SIP自身はセッション確立などの機能を有した汎用プロトコルである。VoIPにも適用できるが、単なるVoIP技術というわけでもない。

SIPは、インターネット上において指定した相手とコンタクトする機能、様々な媒体やアプリケーションで相手とセッションを確立する機能、メッセージや各種イベントの非同期通知を実現する機能、など、インターネット上で不可欠な基本機能の枠組みを提供する。

Initiation(加入、入会)の名の通り、このプロトコルは通話に要する呼の管理(電話を鳴らす〜受話器が取られたのを確認する〜保留処理〜電話を切る)と、通話プロトコルの管理などを行なうもので、実際の音声通話自体はRTP(Real Time Protocol)など、他のプロトコルを用いる。

SIPは、SMTP、HTTP、DNSなど既存のIPネットワーク用プロトコルの技術を基盤として開発されていて、SIPエージェント間で交換されるメッセージは全てテクストである。そのためWebサービスなどとの連携も取りやすい。

例えば通話者間で交換される電文には "From:""Content-Type:" などSMTP風のヘッダ付き、また応答メッセージは "180/Ringing""200/OK""403/Forbidden" などHTTP風である。電話番号の代用となるSIPアドレス(例: sip:hogehoge@example.co.jp)から通話相手のIPアドレスを得る方法は、SMTPでMXレコードを使うように、DNSのリソースレコードを拡張して用いる。

同様にVoIPで使われるMGCPと異なり、端末同士が直接呼制御を行なうことが可能である。