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ビタミンD |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・ビタミン編 (NSUBNV) |
読み:ビタミンディー |
外語:Vitamin D |
品詞:名詞 |
ビタミンの一つで、脂溶性ビタミン。光、熱、空気、酸素に弱い。但しビタミンDは人体で生合成できるため、実際にはビタミンではない。
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概要 |
ビタミンDは、次の二種類に分けられる。
特徴 |
機能 |
カルシウムと燐の吸収を助け、骨の発育を促進する、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ、腎臓で尿となったカルシウムの再吸収を助ける、等の働きがある。
近年は、ビタミンD入りヨーグルトで糖尿病患者の血糖改善に有効との研究がなされたり、根拠不明だがインフルエンザの予防に有効なる説まで存在する。
摂取過多は有害で、許容上限摂取量は成人男子で50μg。
人体での合成 |
日光(のうちの特に紫外線)を浴びることで皮膚内で合成でき、必要量の全てを得ることもできる。
プロビタミンD2の「エルゴステロール」や、プロビタミンD3の「7-デヒドロコレステロール」が日光中の紫外線によってビタミンD2やビタミンD3に変化する。
従って、ビタミンの一種とされているが、体内で合成できるので真のビタミンではない。定義から言えばビタミンDはホルモンであり、更に構造も加味すればステロイドホルモンである。
欠乏症 |
欠乏すると、くる病、骨軟化症、骨粗鬆症、動脈硬化などを発症する。
ビタミンDは脂溶性ビタミンであることや、日光を浴びることで生合成できるため、普通の人間で足りなくなることは少ない。欠乏症を心配するべきは赤ん坊くらいである。
人間の場合、ビタミンDが不足するとくる病になり変な成長をしてしまうため、子供のうちは適度に日光に当たっておくことが必要である。
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