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Peer to Peer |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術システム編 (CTSYS) |
読み:ピアトゥピア |
外語:P2P: Peer to Peer |
品詞:名詞 |
ネットワーク構成の一つ。サーバー専用機を必要としない構成。よく「P2P」と略される。
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概要 |
全てのクライアントが「Peer」(対等)であり、このため全てのクライアントはサーバーになることが可能である。
この状態のマシンを「ピア」(Peer)、「サーバー兼クライアント」、あるいは「サーバント」と呼ぶ。
特徴 |
動作 |
サーバー兼クライアントマシンは、このような性質上、アプリケーションの実行を行なうことも可能である。
この方式はクライアントサーバー型のネットワークよりも自由度が高くサーバー専用機を必要としない分コストも安く済むが、クライアントサーバー型に比べ速度は遅く、安全性やセキュリティ面で少々問題が起こる。
利点 |
サーバーを用意し、そこにクライアントを接続しにゆく一般的な機構の場合、アクセスが殺到するとサーバーの負荷がその分増大し、要求に応えられなくなることがある。
一方、Peer to Peerの場合は各ピアがクライアントでありサーバーでもある。接続する先は自身とピア状態にあるノードのみで、バケツリレー方式で情報は伝達してゆく。従って情報の配信に際し、一箇所のみの負荷が増えるということがない。
またメッシュ型接続が採用されており網の目状にピアが接続されることから、あるピアから別のピアまでの経路は複数存在し、ある経路に障害が発生しても別の経路から伝達可能という利点もある。
用途 |
家庭内ネットワークなどでよく例に挙げられるのがこのネットワーク構成であり、またその様な用途に適している。
Mac OSのAppleTalkなどネットワーク層、トランスポート層レベルのプロトコルや、WinMXのWPNP、Winnyなどのアプリケーションプロトコルなどがこれに該当する。
現在では、Skypeなどのインターネット電話や、「P2P地震情報」といった即時情報伝達などに広く用いられている。
リンク |
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