Snapdragon 810 - 通信用語の基礎知識

QUALCOMMのSoC製品Snapdragonシリーズのうち、ハイエンドのスマートフォンやタブレット向けのファミリーの一つ。Snapdragon 800シリーズに属する。

概要

Snapdragonは、ARMアーキテクチャのCPUをベースとして各種の電力制御やセンサー、通信機能などの周辺機器を統合したSoCである。

これら性能上限は、時期によって随時更新されるので注意。

CPU ‐ 最大で64ビットオクタコア(ARM Cortex-A57×4コア+ARM Cortex-A53×4コア)
GPU ‐ Adreno 430 (4K解像度対応)
DSP ‐ Hexagon V56 (最大800MHz)
USB ‐ USB 3.0/USB 2.0
Bluetooth ‐ Bluetooth 4.1
モデム ‐ LTE-Advanced(LTEカテゴリー6)対応 (APQ型番のものはモデムなし)
無線LAN ‐ Qualcomm VIVE (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ad) (2.4/5GHz/60GHz) (2ストリーム、MU-MIMO対応)
GNSS ‐ IZat Gen8C
メモリー
- LPDDR4 SDRAM 1600MHz 2x64 (25.6GBps)
- UFS Gear2 2L
- eMMC 5.0
- SD 3.0 (UHS-I)
NFC ‐ 対応
映像 ‐ 4K再生・録画@H.264/AVC、4K再生@H.265/HVC、DASH対応
カメラ ‐ 最大55メガピクセルデュアル ISP
画面 ‐ 2560×1600 デバイスディスプレイおよび 1080p + 4K 外部ディスプレイ対応
メモリー
- LPDDR4 1600MHz Dual-channel 64-bit (25.6GBps)
- UFS Gear2 2L
- eMMC 5.0
- SD 3.0 (UHS-I)
製造プロセス ‐ 20nm HKMG

特徴

コンセプト

2014(平成26)年4月に発表。

シリーズとして初のオクタコア(8コア)、64ビットプロセッサー(ARMv8)になるとされており、big.LITTLE構成でARM Cortex-A57×4コアとARM Cortex-A53×4コアを用いる。

また、ローコスト版としてヘキサコア(6コア)としたSnapdragon 808も用意される。

製品型番

リンク