ジクロルボス

読み:ジクロルボス
外語:DDVP
品詞:名詞

有機燐系殺虫剤。農薬。コリンエステラーゼ阻害薬。

  • 分子式: C4H7Cl2O4P
  • 分子量: 221.0
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: 140℃(20mmHg)
  • CAS番号: 62-73-7
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 化学名: 2,2-dichloroethenyl dimethyl phosphate
  • 外観: 茶褐色の液体で、特異な臭気がある
  • 溶解性:
    • に溶け、加水分解する

安全性

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: 眼、皮膚を刺激する
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性:
      • 経口 マウス LD50 80mg/kg体重(雄)
      • 経口 マウス LD50 56mg/kg体重(雌)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: 陽性の疑いがある
    • 変異原性: 陽性
    • 生殖毒性: 陰性
    • 催畸形性: 陰性
    • 神経毒性: 中枢神経系に影響を与え、痙攣、呼吸不全を生じることがある

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

ジクロルボスはコリンエステラーゼ阻害薬の一種で、猛毒のサリンと同様の毒性がある。

コリンエステル類分解酵素コリンエステラーゼを阻害し、アセチルコリン等の分解を阻害する。そのため刺激が止まらない状態となり、結果として痙攣、縮瞳、発汗、骨格筋の麻痺等を経て昏睡、やがて死に至る。

日本でも家庭用の農薬として販売されている。但し劇物指定であり、購入には書類を書く必要があるため、一般に広く使われているものとは言い難い。

支那大陸では広く使われている。

2008(平成20)年2月、日本に輸入された支那産の冷凍餃子から高濃度で検出され、大問題となった。同様にメタミドホスが検出され大問題となっていた最中の事件である。

その混入濃度から、これは残留農薬ではなく日本人を薬殺するべく支那人によって故意に混入された可能性が高い。支那からの食品輸入の危険性を改めて浮き彫りにした事件であった。

更に、騒動さめやらぬ中、2008(平成20)年2月18日には支那で加工された冷凍鯖、2008(平成20)年2月23日には支那で加工された冷凍食品の烏賊天ぷらと、冷凍食品から続々とジクロルボスが検出されており、他の製品と共に回収騒ぎとなっている。