岩石のうち火成岩に属する物質で、沸石ともいう。珪素(Si)とアルミニウム(Al)が酸素(O)を介して連結する構造を有し、結晶化したときに微細孔を作る。
CAS番号1318-02-1。
代表的例としては、方沸石Na(AlSi2O6)H2Oや輝沸石Ca(Al2Si7O18)6H2Oなどある。構造や結晶系は多岐に渡っている。しかしイオン結合などがないため、比重は2.1〜2.7で雲母よりも小さく、またモース硬度4〜6は石英より軟らかい。
珪素は4価だがアルミニウムは3価。従って2価の酸素を互いに共有することになるとアルミニウムは−1価の負電荷となり、もって結晶は負に帯電することになる。そこでそれを補うために分子中には陽イオン(例えばNa+)を含み、電荷を全体として中性としている。
水中でゼオライト結晶に陽イオン(Ca2+やMg2+、K+など)を供与すると、結晶中の微細孔のNa+との交換が起こる。この機能を利用すると水の硬度を下げることが可能である。
加えて、この微細孔に(例えば有害な)分子を取り込む吸着機能、取り込んだ分子に反応をおこす触媒としての機能などがあり、ゼオライトの応用については世界中で研究が進められている。