血液中の不要物を腎臓が濾して作る排泄液。小便。おしっこ。小水。
成人で一日に1500ml程度を排泄するとされる。
正常時は弱酸性(pH5〜7)であり、色は性別年齢問わず淡黄色である。
色は肝臓で作られる胆汁色素のビリルビンが腎臓で変化した、ウロクローム、ウロビリン体、インドール誘導体などの色素成分によるもので、特にウロクロームの影響が強い。
ヒトの場合、正常な尿の成分は約95%が飲用によって摂取された水、または炭水化物(でんぷん)が代謝されて出来た水である。
残りの約5%に、体内で代謝された有機物や、無機物、ビタミン、ホルモン、酵素、摂取された有毒物や薬品など、様々な固形物が含まれる。
代表的な固形物成分は次のとおり。
この尿中固形物のうち、半分は尿素である。
このほかに、服用した薬剤等(例えば造影剤、抗生物質など)が現われる。
尿は、健康状態によってよく変化する。
ヒトの尿は、性別年齢問わず、正常時は透明で淡黄色である。
なお、赤ん坊の尿が青いのはテレビCMだけ。
尿が泡立つことがある。特に異状が無くとも、尿が濃い場合は泡立つ。こういった泡は、見ていると次第に消えてゆく。
しかし、なかなか泡立ちが消えないときは尿に蛋白が混じっている可能性があるので、検査を受けるべきである。
尿の特有の臭いは、成分である尿素が空気中の細菌によりアンモニアに分解されることで発生する。従って、排泄直後の尿はそれほど臭いが強くないのが正常である。
なおコーヒーやカレー、ニンニクなど臭いの強いものを食べた後、尿にその臭いが出るのは正常で、病気ではない。
ちなみに、幼児のおむつかぶれは、尿素から出来るアンモニアが原因で、アンモニアが皮膚を刺激して炎症をおこす。
健康時の尿は弱酸性だが、食事や健康状態により変わる。
酸性に傾いたときは、発熱、脱水、腎炎、糖尿病、痛風などが疑われ、アルカリ性に傾いたときは尿路感染症などが疑われる。
尿に関する主な疾病は次の通り。