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プロピオン酸
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・脂肪酸編 (NSUBNAF)
読み:プロピオンさん
外語:propionic acid
品詞:名詞

有機酸(カルボン酸)の一つで、炭素数3の飽和脂肪酸。飽和脂肪族モノカルボン酸。中程度の強酸

乳酸水酸基(OH)がHに置き換わっただけの物質で、非常に構造が似ているが、人間の嗅覚はこれをかなり違う臭いとして認識する。

目次
物質の情報

プロピオン酸
プロピオン酸

常温常圧では油状の無色の液体で、独特の刺激臭がある。

誘導体、関連物質の例
物質の特徴

人間では、腸内細菌の腸内発酵によって酢酸やプロピオン酸が生成されている。これにより腸内のpHを下げることで、病原菌の増殖の抑制や、カルシウム吸収の促進などに働くことが知られる。

安全性

塩基、強酸化剤、アミンと反応し、火災や爆発を起こす危険がある。

多くの金属を侵し、水素を発生させる。


法規制など

危険性

有害性

環境影響
物質の性質
特定悪臭物質

特定悪臭物質に認定されており、「刺激的な酸っぱいにおい」であるとされている。

食品添加物

香料保存料として使用できる食品添加物でもあるが、独特の香気のためあまり使われていない。

工業面

工業面では、脂肪酸製造工場や染色工場などで大量発生する。

リンク
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
カルボン酸
特定悪臭物質
関連する物質
乳酸
関連する用語
プロピル基
水酸基

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