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肝臓
辞書:科学用語の基礎知識 生物学・器官名称編 (BBORGN)
読み:かんぞう
外語:liver
品詞:名詞

生物の化学工場とも呼ばれる臓器の一つで、循環系実質臓器

目次
臓器の特徴
肝臓の位置

腹部の上側(上腹部)の、正面からみて右側に存在する。

心臓の中間程度の位置で、胃を覆うような位置になる。また肝臓の下部には胆嚢が張りつく。

肝臓から伸びる胆管十二指腸に繋がっており、また肝臓のすぐ近隣には膵臓がある。

構造

肝臓はおよそ2500億の肝細胞からなる。肝臓は大きく右葉と左葉にわかれ、右葉の方が大きい。

重さは1.0kg〜2.3kgで、体重の約2%をしめる体内で最大の実質臓器である。

豆腐のように軟らかく、内部には血管が張り巡らされ、体中の血液の1/5は肝臓にあるとされる。

血流

心臓から出る大動脈から分かれる冠動脈(酸素が多い)と、消化管を通った血流を集めた門脈(酸素は少ないが栄養が多い)が繋がっており、肝臓で化学処理された血液は、肝静脈から下大静脈に繋がり、心臓の右心房へと戻る。

肝臓に流れ込む血液量全体の約80%は静脈血で、残る20%は動脈血である。

更に、流入する静脈血の大半は門脈からの血液である。

沈黙の臓器

生まれておよそ一週間目頃に、誰もが経験する黄疸。これが肝臓の最初の自己主張であり、それ以降は自己主張をすることなく黙々と働き続ける。このため肝臓は「沈黙の臓器」と言われ痛みや症状が殆どでない。また再生能力も旺盛である。

その上肝臓は9割が悪くても1割が正常に機能していれば、GOTGPTといった数値も上がってこない。また肝疾患もかなり悪化しないと疼痛などは出ず、少しばかりでは痛くならない。

つまり一度沈黙を始め、そして再び肝臓が叫びを上げる時、それは人体が大きな危機に直面したときに限られるということである。

機能
化学処理

主に、次のような働きを行なう。

疾病、疾患

肝臓には先天性の畸形、後天性の疾患含め、様々な病気が知られる。

先天的なものは概ね慢性で、慢性肝疾患と呼ばれる。ある日突然に罹患するような肝疾患は急性肝疾患と呼ばれる。

また肝臓はその構造的特徴から、肝細胞そのものだけでなく、胆道、胆嚢、門脈などの問題も肝臓病にカテゴライズできる。

リンク
器官の所属
実質臓器
代謝
関連する器官
胆嚢
膵臓
下大静脈
大静脈
関連する物質
肝細胞
炭水化物
蛋白質
脂肪
ビタミンA
胆汁
関連する用語
人工肝臓
黄疸

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