Snapdragon 600 - 通信用語の基礎知識

QUALCOMMのSoC製品Snapdragonシリーズのうち、ハイエンドのスマートフォンやタブレット向けのファミリーの一つ。Snapdragon 600シリーズに属する。

概要

Snapdragonは、ARMアーキテクチャのCPUをベースとして各種の電力制御やセンサー、通信機能などの周辺機器を統合したSoCである。

Snapdragon 200/400/600/800と4グレードあるうち、Snapdragon 600は、次のような仕様となっている。

これら性能上限は、時期によって随時更新されるので注意。

CPU ‐ 最大で、Krait 300×4コア最大1.9GHz
GPU ‐ Adreno 320 (QXGA、1080p対応)
DSP ‐ Hexagon V40 最大600MHz
USB ‐ USB 2.0
Bluetooth ‐ Bluetooth 4.0 (コア統合)
モデム ‐ なし
無線LAN ‐ IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) (コア統合)
GNSS ‐ IZat Gen8A
映像 ‐ 1080p再生・録画@H.264/AVC、DASH対応
カメラ ‐ 最大21メガピクセル
画面 ‐ 最大2048×1536(QXGA) および 1080p 外部ディスプレイ対応
メモリー
- LPDDR3 533MHz Dual-channel 32-bit (6.4GBps)
- eMMC 4.51
- SATA3
- SD 3.0 (UHS-I)
製造プロセス ‐ 28nm LP

特徴

コンセプト

シリーズ中で、ハイエンドとされるが、Snapdragon 800よりは性能が落とされており、実質的にミドルレンジクラスの製品となる。

現在発表されている製品ではモデム搭載のものがない。他のモデムチップと組み合わせることが想定されている。

製品型番

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