英語で放送のこと。ネットワークでは「同報通信」という意味で用いられ、同じセグメント上にある全てのノードに対する送信を表わす。
IPv4ではよく使われるが、IPv6ではマルチキャストを用いるようになっているので、ブロードキャストは存在しない。
ATMなどでは全てのホスト宛のユニキャストになってしまうので、大変な負荷となる。
簡単に利用でき便利であるというメリットがあるが、IPのブロードキャストはEthernetのある第2層(データリンク層)で送られているため、無関係なホストでも受信したパケットを復号し、自ホストに不要と判断して即廃棄する、という、本来無用な負荷を強要するような仕組みになっている。
現在のインターネットコミュニティではブロードキャストからマルチキャストへと置き換えが進んでいる。例えばRIPがブロードキャストなのに対し、RIP2やOSPFなどの新しいプロトコルではマルチキャストも利用可能となっている。但しRIP2では旧い機械との互換性を考えてブロードキャストで運用していることも多い。
ブロードキャストの送信先MACアドレスはff:ff:ff:ff:ff:ffであり、宛先IPアドレスはネットマスクの補数とネットワークアドレスをANDしたものを用いる。