大豆の醱酵食品の一つ。納豆には大きく二種類、塩納豆(あるいは塩辛納豆)と糸引き納豆がある。
なお、甘納豆は元は「
「納豆」という名の由来は諸説ある。
最も有力な説としては、かつては僧侶が寺院で出納事務をしていた「納所」で作られたため、とされている。
最古の納豆である塩納豆は塩と麹菌などを使って長期間熟成させて作ったもので、糸は引かず、ポロポロとしている。
その起源は古く弥生時代にまで遡るとされ、しかも産まれは支那という説もある。
今も京都の大徳寺納豆、浜松の浜納豆、奈良の浄福寺納豆が有名である。しかし一般に納豆と言えば糸引き納豆を指す。
糸引き納豆はグロテスクな姿ではあるが、ビタミンなど豊富な栄養素を含む、健康食品である。
次のような成分を含む。
酵素としてナットウキナーゼを含む。これは血栓などを溶かす働きを持つが、口から摂取しても消化されてしまうため薬効はない。つまり納豆に血栓を溶かす薬効はない。
血栓溶解作用が強いため出血性疾病を持つ人などには禁忌とされているが、経口で摂取しても薬効はないため、ことさらに避ける理由はないと考えられる。
なお、食べ過ぎは塩分やビタミンKなどの摂り過ぎとなり、また痛風を招いたりもするので、何でも摂りすぎはよくない。
優れた食品だがその特有の姿、味、臭いなどがあり、糸引き納豆を嫌う人が国内外を問わず多いのも事実である。
そこで、ナットウキナーゼの良い点は残しながら、食品としての納豆の特性を取り除いた乾燥物(NKCP)なども開発されている。
納豆の旨味成分はグルタミン酸を始めとするアミノ酸で、大豆蛋白が納豆菌の作る酵素で分解されて出来る。