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ヘテロジニアス(異種混合)で実施される分散コンピューティング。
CPUとGPUなど、異なるアーキテクチャーのプロセッサーを併用するヘテロジニアスマルチコアは、まず数多くのプロセッサーを束ねて構成するスーパーコンピューターなどで実用化された。
やがてパーソナルコンピューターでも普及し、現在ではタブレットコンピューター、スマートフォンにまで普及している。
CPUとGPUは、それこそGPUという呼称のない初期のパーソナルコンピューターの時代から併用されていた。
初期の画像プロセッサーは2D画像処理に特化しており性能も不十分だったが、やがて、3D処理の高速化のためにGPUはCPUとは全く違った独自の進化を遂げ、GPGPUとして汎用の演算プロセッサーとして実用化されるようになった。
パーソナルコンピューターでは、まずチップセットにGPU機能が内蔵されるようになり、やがてGPGPUが流行するようになった2010(平成22)年頃の製品、Nehalemマイクロアーキテクチャー(第1世代のIntel Core i7/5/3用プロセッサーコア)からはプロセッサー本体に統合され、結果としてヘテロジニアスマルチコアに進化した。
その後は、パーソナルコンピューターでもCPUコアとGPUコアなどの間で処理を分散するヘテロジニアスコンピューティングが一般化することになった。
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